インバータ 15年度も2桁成長へ 使い易さ、省エネ性を重視

インバータ市場は、ものづくり強化に向けた設備投資の増加、社会インフラの拡充やリニューアル、海外での旺盛な投資もあり拡大している。

市場規模は経済産業省の機械統計によると13年が218台で654億円となっており、日本電機工業会(JEMA)の14年度上期汎用インバータ出荷実績も350億円7・9%増となっている。14年度は前年度比10%増の700億円、15年度も10%前後の増加が見込まれている。今年4月からは日本でも高効率モーター規制が始まることで、インバータと組み合わせ使用されるモーターと一体となった拡販が進められており、需要拡大を後押ししている。

インバータの需要環境は、活発な自動車生産や搬送、建物設備向けなどが堅調で、海外もクレーン向けなどが好調に推移している。スマートフォンやタブレットPCなどの生産が増加していることから関連の機械設備向けでの需要も大きく伸びており、さらにビルの新設やリニューアルが大きく増えていることで、ファンやポンプ向けでの引き合いも市場拡大に大きくつながっている。

最近のインバータは、誘導モーター(IM)や同期モーター(PM)も同時に制御できる機能を搭載しており、モーターによる使い分けが不要になっている。使いやすくなるだけでなく、予備品を用意する必要もなくなり、在庫コストの削減にもつながる。同時に、性能の向上とともに誰でも扱える操作の簡便性や小型・軽量化、低騒音化、安全性、ネットワーク対応が挙げられ、使いやすさと省エネ性の向上が重視されている。

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