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JEMA、産業用モータのグリーン化に関するガイドラインを公開 GX推進に向けた産業用モータの課題と解決策 トップランナー制度の改革案も

日本電機工業会(JEMA)は、産業用モータと応用製品のグリーン化に関するガイドライン「GXモータ、GXモータドライブ、GXモータドライブシステムに関するガイドラインと事業活用について」を公開した。脱炭素社会に向けた産業構造の変革「GX(グリーントランスフォーメーション)を加速するための産業用モータのあり方と課題、解決策について整理している。

現在のGXと産業用モータの状況について、JEMAでは2015年から誘導モータを対象にトップランナー制度を設けて高効率モーターの普及に努めてきて、出荷製品は高効率モータが主流となったが、産業用モータ自身が長寿命なため置き換えや更新ではなかなか進んでいない。
また、誘導モータ以外にも永久磁石同期モータ(PMSM)や永久磁石を使用しないリラクタンス同期モータ(SynRM)の技術も進化して応用展開が広がり、インバータ制御なども増加。誘導モータだけでは全体をカバーできない状況へと変化している。
さらに、地政学上リスクによるレアアース等の材料調達の不安定さ、製造時にCO2排出を低減したGXスチールなどのグリーン素材の登場など、取り巻く環境が大きく変わり、産業用モータ、ドライブ技術全体、製品ライフサイクル全体を見据えて、産業用モータはどうGXに取り組んでいくかを考える必要性が出てきており、今回のガイドライン策定にいたった。
ガイドラインではこうした状況を踏まえ、現行のトップランナー制度について、制度対象をモータ単体からシステムへ、PMSMやSynRMへの対象適用、修理・再生の品質認証制度化、材料効率・資源循環指標の導入などの具体的な改正案を提案。
また鉄や銅、磁石等の調達部材のグリーン製品への置き換え、製造工程で使う電力の再生可能エネルギー化によるCFP削減、モータ使用時の省エネ類型による効果の試算などの有効性を示した。
さらに、レアアースをはじめ産業用モータに使われている重要鉱物資源の国内循環システムを構築し、国内での安定調達と循環経済の実現が必要であるとし、回収から解体、再資源化、再利用の仕組みを、メーカとユーザ、リサイクル事業者、材料メーカ、業界団体あげて整備すべしと提言している。

https://www.jema-net.or.jp/about/news/260907.html

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