国内大手44社出資のAI開発会社Noetra始動 国産AIモデル開発が本格的始動 日本発フィジカルAIの強化へ

フィジカルAI時代の到来を前に、マルチモーダル基盤モデルの国産化のため、ソフトバンクとNEC、ソニーグループ、ホンダの4社が中心となって2026年1月に設立したNoetra(ノエトラ)。このほど新たに国内の大手製造業や建設業など合計44社からの出資を受け、本格的に事業を開始した。

フィジカルAIは日本の人手不足を解消する手段のひとつとして期待されているなか、それを適切に動かすには多様なデータをまとめて処理する必要があり、言語だけでなく、音声や画像、動画、センサーデータ等、多様なデータを扱うことができるAIモデル「マルチモーダル基盤モデル」は、AIロボットやフィジカルAIの開発基盤として重要とされる。
同社は今後、出資する中核企業に加えて、産業技術総合研究所(産総研)やPreferred Networksなどから参画する技術者を中心に研究開発体制を構築し、国産マルチモーダル基盤モデルの開発に着手。NVIDIAの協力の下、大規模基盤モデルを中核とするAIワークロードに最適化されたNVIDIAの最新GPU「NVIDIA Rubin GPU」を約2万7500基搭載したAI計算基盤の構築を2027年4月に開始し、2028年6月から稼働させる。
2026年度から順次、高度な日本語理解や論理推論、指示遂行などの基盤的能力を備えたAIエージェントや言語処理の中核となる推論基盤モデルを構築し、2028年度には言語・画像・動画・音声を統合的に処理できるオムニモーダル基盤モデルを開発し、多様なデータを横断的に理解・活用できるAIの実現を目指す。さらに、2030年度には空間認識などの物理特性を理解し、実世界での活用を前提とした「実世界ネイティブAI」の実現に取り組む。
開発したモデルについては、研究開発や社会実装の状況を踏まえて、外部提供・公開を順次進めていく予定としている。

https://www.noetra.co.jp/pressrelease20260716

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