- 新製品/サービス
- 2020年10月7日
富士電機、世界初のエジェクタ冷却機「FEC-200 / FEC-250」発売 データセンターのサーバ冷却電力を最大85%削減 チラー代替に

富士電機は、データセンターのサーバを冷却する際の消費電力を最大85%削減するエジェクタ冷却機「FEC-200 / FEC-250」を世界で初めて開発。2026年6月下旬に発売する。
生成AIの普及にともなってデータセンターの消費電力量が急増しており、そのうちサーバ冷却が電力消費の30%から40%を占め、その効率化が課題とされている。サーバの冷却方式は水冷式が主流になりつつあり、そこではチラーが使われているが、チラーはコンプレッサで冷媒を圧縮するため、構造的に冷水生成に多くの電力を消費してしまうという課題があった。
それに対し同製品は、コンプレッサを使わず、サーバの排熱をエネルギーとして再利用し、独自開発した流体圧縮機であるエジェクタで冷媒ガスを圧縮し、循環させる仕組みを採用。エジェクタは先端を細くした超音速ノズルと、出口に向かって広がる昇圧ディフューザで構成され、冷媒の流速を高めた後に減速させ、その運動エネルギーを利用して冷媒を圧縮。電気的なエネルギーを使用しないため、電力消費の大幅削減を可能とした。また機械的な可動部品がないため故障などのリスクも低減している。
チラーと置き換えることで冷却に関わる消費電力を大幅に削減することができ、データセンター事業者の課題解決に貢献する。また複数台を連結してコンテナに格納し設置期間や工事費用を削減するコンテナシステムも現在開発中としている。
https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/1205838_4830.html