東レ、韓国でPPS樹脂の生産能力を年産5000トン増設

東レは、韓国の100%子会社である東レ尖端素材(Toray Advanced Materials Korea Inc.(略称「TAK」)の群山工場において、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂「トレリナ」の生産能力を年産5000トン増設する。稼働開始は2024年12月の予定。

PPS樹脂は、耐熱性や耐薬品性、機械的強度、難燃性等に優れたスーパーエンプラで、拡大するxEVの電装部品や電機・電子機器、住設関連部品等に使われている。2022年のPPS樹脂コンパウンド世界需要は約12万トンと推定され、今後も年率6%以上の高成長が見込まれている。
今回の増設により、既存の東レ東海工場(愛知県東海市)とあわせた生産能力は年産3万2600トンまで拡大し、世界最大のPPS重合能力を有することとなる。あわせてPPS樹脂の主原料である硫化水素ナトリウム(NaSH)も増設し、主原料から樹脂の一貫生産拠点としての位置づけを維持・強化する。

https://www.toray.co.jp/news/details/20230202110630.html

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