村田製作所、MEMSセンサの生産能力拡大でフィンランドに新工場建設

2018年8月21日

村田製作所の開発・生産子会社であるMurata Electronics Oyは、MEMSセンサの生産能力を拡大するためにフィンランドのヴァンターに新工場を建設します。これにより、2018年から2019年にかけて、現地で新たに150人から200人程度の雇用創出を見込んでいます。

ムラタがフィンランドで製造するMEMSセンサは、自動車の安全運転支援システムや心臓ペースメーカーなどの用途に用いられています。

※ MEMSセンサ:微小電気機械システムをベースにしたセンサ。ムラタは、3次元MEMSプロセスを用いた高性能で信頼性の高い加速度センサ、ジャイロセンサ、傾斜角センサをMuarta Electronics Oy社 (旧VTI) にて開発・生産し、グローバルに販売しています。

 

最先端の技術、部品を創出する総合電子部品メーカーであるムラタは、今回のフィンランドの工場を含め、世界各地で生産能力の拡大に努めています。

Murata Electronics Oyはこれまで駐車場として利用していた土地を活用し、総投資額50億円、約1万6千平方メートル(延床面積)の新生産棟を建設し、2019年末の完成を目指します。

現在、自動車業界ならびにさまざまな医療用途や産業用途に用いられるMEMSセンサの世界的な需要の高まりに応えていきます。

 

Murata Electronics Oy, Managing Directorの早田 雄一郎は次のように述べています。

「先進運転支援システムや自動運転、医療分野など、先端技術を必要としている市場が、今後大きく成長していくと予想されています。ムラタのMEMSセンサはこうした市場において重要なソリューションであり、厳しい環境下でも確かな測定精度と安定性をお届けします。

また、株式会社村田製作所モジュール事業本部センサ事業部長の川島 誠は以下のように述べています。

「Murata Electronics Oyは2012年にムラタグループの一員となり、デバイスの小型化、高精度化、高機能化を実現する高信頼性MEMSセンサの商品ラインアップを拡充してきました。新生産棟の建設によりMEMSセンサの増産体制を整え、需要が高まっている安全運転支援や今後の成長が期待される自動運転をはじめとする車載分野、産業分野、ヘルスケア分野などでのジャイロセンサ、加速度センサ、コンボセンサの旺盛な需要に応えていきます。投資を通じてこれらの分野での事業基盤の強化だけでなく、フィンランドの経済および雇用に貢献していきます。

 

新生産棟の概要
規模 :地上5階
建設予定地:Murata Electronics Oy 駐車場エリア
延床面積:16,000㎡
工事期間 :着工2018年8月、竣工2019年末予定
総投資額:50 億円(建物のみ)

出典:村田製作所「フィンランドでのMEMSセンサの生産能力拡大について」