横河電機 包括的な「サイバーセキュリティ管理ソリューション」開発 米シスコシステムズと協業

横河電機は、米シスコシステムズと協業し、包括的なサイバーセキュリティ管理ソリューションを開発した。今後3年間でシェル社の世界50カ所のプラントに提供していく。

このソリューションは、制御システム用のOSのセキュリティパッチ、およびアンチウイルスソフトウエアのパターンファイルの配信サービス、プラントの制御システムにおける実装状態のリアルタイムな監視機能、実装された制御システムのセキュリティ管理に関するヘルプデスクのサービスの提供など。

また、配信サービスではOSのセキュリティパッチ、およびアンチウイルスソフトウエアのパターンファイルの情報が各制御システムサプライヤからシェルに配信。その後、これらの情報はプラントごとに構成されたセキュアサイトにシェルのグローバル・ネットワーク経由でリアルタイムに配信される。

リアルタイム監視機能は、シェルにおいて配信状況や個々の制御システムにおける実装状態を集中監視してプラントのセキュリティを一元管理し、また、ヘルプデスクサービスでは配信や実装に関する問い合わせに24時間365日グローバルに対応できる。

サイバー攻撃の脅威が高まる中で、制御システムのセキュリティ管理を徹底する必要性が増している。

しかし現状では、複数のプラントを持つユーザーは制御システムのOSのセキュリティパッチ、アンチウイルスソフトウエアのパターンファイルの適用を各プラントで管理している例が多く、セキュリティ水準と運用管理にばらつきが生じている。

さらに、装置ごとに制御システムのサプライヤが違うことも多いことから、プラントにおけるセキュリティ管理は困難かつ複雑になっている。

今後両社は、今回のセキュリティ対策のシステム構築、運用、機器監視を一括して提供するビジネスモデルを基盤として、さまざまな業種でプラントの規模を問わず、包括的にサポートするセキュリティ対策ソリューションを提供していく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG