キムラ電機 「LEDの用途開拓推進」 藤岡康太郎代表取締役社長

国内経済は為替の円安が進んだことで輸出が伸長し、国内も省エネやインフラ整備に向けて内需が拡大傾向を強めていることなどで上向き基調で推移している。

当社の売り上げも上期は低調であったものの、9月以降の下期からは前年を上回って来ていることから、全体では前年並みになりそうだ。

電力関係は原発関連で少し動き出しそうな気配があるもののまだ低調で、好調に推移していたPV(太陽光発電)関連は少し規制に入りつつある。また、比較的堅調に推移していた携帯電話の基地局関連の需要も以前より減少気味となっている。

今年は昨年よりは良い景気になると見ている。総選挙も終わりアベノミクス効果が期待され、2020年のオリンピック関連需要は、人手不足もあり、工事などが滞っている面もあるがこれから本格的に出てくる。

昨年は青色LEDの開発で日本から3人のノーベル賞受賞者が出て、日本のLED技術が改めて世界的に評価された。当社はLEDに早くから着目し、表示灯などに採用して製品化し販売してきている。こうしたことを機に、省エネ化などでLED表示灯関連の需要が広がり、市場が活気づくことを期待している。LEDの特徴を生かしながら、省エネ性、安全・防災などの関連市場にさらに拡販を進めていきたい。

同時に、LEDの特徴を活用した遊び心が加わったような製品やアプリケーションなどの開発にも取り組みたいと思う。

昨年後半からヒューズホルダー、省配線ターミナル、LED表示灯で新製品の販売を開始しており、今期から来期の売り上げに繋がるものと期待している。

また、茨城工場も生産性を高めるために改善運動を推進する計画である。これによって内製化を強化し、タイムリーな製品供給と共に、付加価値の高いものづくりを進めていきたい。

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