特定用途向けの非接触温度計、オプテックスが発売

オプテックスは、高温金属、金属光沢面、フィルム/ガラス測定など、対象物の特性に合わせ安定した測定を実現した、特定用途向け非接触(放射)温度計「GT/GTLシリーズ」=写真=全92機種を発売した。本体標準価格は17万8000~32万6000円。年間販売目標は1000台。

非接触温度計は、移動物体や、接触したくない対象物などの温度制御用センサとして使用されている。従来の赤外線測定による非接触温度計は、金属、薄膜フィルム、ガラスなど対象物の特性により、測定が不安定になることがあった。

GT/GTLシリーズは、高温金属測定、金属・光沢面測定、フィルム測定専用、ガラス測定専用の4タイプをラインアップ。各測定物に適した測定波長を使用した専用タイプで、安定した測定を実現した。

温度レンジと測定レンジは、幅広い測定用途に対応できるよう92機種の多彩なバリエーションを用意。

装置に組み込みやすいように、M12ミリ×28ミリの超小型センサヘッド(GT―P7シリーズは除く)を搭載。1msの高速応答で高速ラインにも対応。GTLシリーズは、ツインレーザ照準を搭載。測定ポイントの確認とセンサヘッドの位置決めが容易である。

同シリーズと、同社の既存製品を合わせると120機種を超える国内トップクラスの非接触温度計の品ぞろえとなる。同社では「各種の製造ライン/製造装置に合わせた高いソリューションの提供が可能」としている。

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