FA関連機器 製品・技術展望 リレー 新エネ関連分野にも期待

リレーは、電気信号を受け機械的な動きに変換する電磁石と、電気を開閉するスイッチで構成されており、幅広い用途がある。

日本電気制御機器工業会の制御用リレーの出荷統計によると、2011年度は1321億円(前期比2・4%減)だったが、12年度上期は675億円となり同5・0%増加している。

性能面では、小型、低消費電力、長寿命、高信頼性、高周波特性、静音性に加え、安全性、環境性などが重視されている。

制御用リレーには、有接点リレー、無接点リレー、ハイブリッドリレーなどがあり、制御盤用リレーはシーケンス制御や、直接負荷開閉できるタイプなど種類が豊富である。

機器内蔵用リレーは、高容量・高耐圧の多極パワーリレーなどがあり、コンプレッサやヒータ、モータの特性に応じ使い分けられている。

車載用リレーは、低消費電力、長寿命、高信頼性などにより、自動車1台当たりに使用する個数が増加している。最近では盗難防止やスピードの自動コントロールなどのニーズにも対応し、電気自動車の増加とともに新機種の開発が期待される。

産業機器向けではインバータ、電源機器、エアコン、通信向けなどに使用され、新エネルギー関連でも期待されている。電磁リレーは、SMT(表面実装技術)に対応し需要が増加、高周波リレーは高周波機器の増加に伴い需要が高まっている。

特殊動作用リレーは、ポンプ制御やモータ駆動での交互運転、ステッピング操作などのニーズに対応する。

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