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アモルファス合金の採用で電気特性向上三菱がモールド変圧器を発売

三菱電機は、鉄心にアモルファス合金を採用して高効率化を実現した配電用スーパー高効率「アモルファスモールド変圧器CV―FAS形」を発売した。価格はオープンで、年間50台の販売を計画。

新製品は、電気特性が向上するアモルファス合金の採用で、同社の標準品と比べて低負荷運転時でのエネルギー損失を低減し、省エネ・節電に貢献する。

また、電気をつなぐだけで発生する待機電力を、標準品と比べて約3分の1に削減でき、トップランナー方式で定められた省エネ基準を大幅にクリアしている。

さらに、建物内搬入時のエレベーターへの積載を容易にするため、500kVAまでは重量2トン以内に設定するとともに、寸法制約が厳しい変電室内の配電盤への収納を考慮した、幅・奥行き寸法となっている。

配電用モールド変圧器は、ビル設備における環境に対する意識の高まりにより、省エネ性能に優れた製品が求められているが、同社は、アモルファス合金を鉄心に採用することでこうしたニーズに対応した。

仕様は単相100~500kVA、3相100~1000kVA。