IDECがLED事業拡大浜松事業所に自動生産ライン来年4月量産開始

IDECは、LED照明関連製品の生産能力増強と大幅なコスト削減を目的に、約5億円を投資し、同社浜松事業所(浜松市北区新都田1―6―3、旧浜松物流センター)を全面改修、LED事業の新主力工場として自動生産ラインを導入し、2012年4月から量産を開始する。

LED関連製品は、省エネ・省電力化対策として急激に需要が拡大している。
FA市場でも堅調

同社でも国内市場における商業施設用LED照明が大幅に伸長、さらに同社の主力分野であるFA市場でも、産業用機器組込用途などのLED照明製品が堅調に推移している。

今後も工場用LED照明の需要はさらに増加するものと予想されることから、同社ではLED事業の12年3月期の売り上げが、中期計画における13年3月期での目標額30億円を超えるものと予想している。
大幅にコスト削減

こうした背景から今回、LEDモジュール及びLED照明関連製品の生産能力の増強と、大幅なコスト削減を目的に、現在モジュール生産を行っている福崎事業所(兵庫県神崎郡福崎町)と、照明器具組み立ての京都事業所(京都府長岡京市)に分散している生産機能を浜松事業所に集約することとした。

同社では、新工法によるモジュール自動生産ラインと、ロボット制御セル生産システムによる自動組み立てラインを組み合わせた一貫生産システムを構築することで、大幅なコスト削減を実現すると同時に、さらなる競争力の強化を図る。

なお、今回の自動生産ラインの導入は、第1次と位置付けており、今後の市場動向を見ながら、増設などの検討を行っていく。

浜松事業所は、敷地面積1万9754平方メートル、建屋は生産棟(旧物流棟)3901平方メートル、事務所棟514平方メートルとなっている。

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