岡谷 電機、制御事業を強化六合エレメックを子会社化

【名古屋】鉄鋼大手商社の岡谷鋼機は、電機・電子事業の強化に向け、電子・制御大手商社である六合エレメック(名古屋市東区白壁3―18―11、tel052―931―5875、勝崎幸夫社長)の株式の過半数を取得し子会社とする。2月末までに株式譲渡契約を締結し、3月1日に実行する。岡谷鋼機は六合エレメックに取締役、監査役を派遣する予定。

岡谷鋼機は、鉄鋼、情報・電機、産業資材などを取り扱う商社で、2010年2月期の売上高は5900億円を計画している。

六合エレメックは、モータ関連、制御部品、回路部品、センサー、配線機器、電源、トランスなどのメカトロニクス、エレクトロニクス製品を幅広く取り扱っており、09年8月期の売り上げは約115億円。

岡谷鋼機は、普通鋼、特殊鋼などの鉄鋼が、売り上げの約半分を占めているが、自動車、工作機械、建設業界などの不振で、鉄鋼の売り上げは減少している。そこで、産業用電気・電子機器、制御機器などの販売を強化するため、これらの分野に特化した商社の六合エレメックの株式を取得することにした。

岡谷鋼機の情報・電機関連部門は、同社売り上げの約17%を占めている。現在、情報・電機関連部門では関連会社として三菱電機を主取り扱いのFA・メカトロニクス・環境の岡谷機電、半導体・電子部品関連の岡谷エレクトロニクス、情報システムインテグレーションの岡谷システムがある。

六合エレメックはパナソニック、パナソニック電工を主に各社の電子・制御関連機器を販売しているが、取引先とは殆ど競合しておらず、お互いに補完することで、より幅広い事業の展開が可能と見ている。

また、六合エレメックには、グループにマイコン応用商品開発、自動計測装置・検査装置の開発などを手がける六合システム電子工業があり、岡谷鋼機では設計・開発部門の強化に結び付けられる。なお、譲渡する株式数、役員の人選などについては、3月までに検討していく。

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