カナデンの2024年3月期決算は、売上高は1162億7100万円（9.3%増）、営業利益は45億4400万円（14.5%増）、純利益は34億7400万円（20.0%増）の増収増益となった。製造業の設備投資需要の堅調な推移や部材不足の改善によりFAシステム事業が順調に推移。鉄道事業者向け案件の回復にともなうインフラ事業も順調に推移した。
セグメント別売上高は、FAシステム事業は468億9000万円（40億9400万円増）。FA分野は納期問題の改善と製造業の設備投資の回復が持続し、コントローラシステムや駆動制御機器を中心に順調に推移した。ビル設備事業は149億3300万円（1億5300万円減）。インフラ事業は238億7800万円（55億9000万円増）。交通分野の車両の改造案件、無線通信機器、受変電設備の更新需要が順調に推移した。情通・デバイス事業は305億6800万円（3億2100万円増）。金融機関向け画像・映像機器が堅調、電子医療装置案件も増加した。
2024年度業績予想は、売上高1220億円（4.9%増）、営業利益17億円（7/9%減）、純利益11億円（25.5%減）を見込んでいる。
