
コンテックは、食品製造業向けに、食品衛生手洗い6ステップをAI 技術で自動判定するAI手洗い判定システム 「IVA-HW100 」を発売した。
食品衛生法が改正されHACCP (ハサップ) に沿う衛生管理の導入・運用が義務化され、人手作業工程の開始前には厚生労働省が推奨する手洗い6ステップの導入が進んでいるが、手洗いの平準化や実施記録が課題となっている。
それに対し同製品は、AI技術による画像認識で手洗い6ステップ の正しさを95%以上の精度で判定、平準化できる判定システム。消毒液やハンドソープの使用や流水状態も正確に認識する技術を確立し、手洗いの実施/記録漏れ防止や監視員の工数削減などが可能。
生活防水の耐水性を備えた表示器付きコンピュータ機器にAI学習済の専用ソフトウェアを搭載したアプライアンス機器で、NVIDIA社のAIモジュール Jetsonの採用により高度なAI処理を実現。専用カメラや電源ケーブル、自立スタンドなども標準添付で、購入してすぐに運用を始めることができる。ICカードやQRコードによるユーザー認証機能、手洗い記録データ保存を搭載、HACCPに沿った手洗い工程の監視記録ができる。FTPネットワーク通信機能を搭載し、外部システムとの連携も可能となっている。
トレーニングモードで手洗い6ステップを練習でき、日本語、英語のメッセージ表示が可能。別言語のメッセージ表示も追加でき、外国人従業員の衛生管理教育にも活用できる。