
三菱電機は、生産現場における外国籍従業員との円滑なコミュニケーションを実現するアプリケーション「翻訳サイネージ」を4月1日からサブスクリプション型サービス(月額)として発売する。
少子高齢化や労働人口不足の深刻化にともなってさまざまな分野で外国籍労働者の雇用が拡大するなか、日本人従業員との間に言語の壁があり、安全・品質に関する遵守事項や作業指示が伝わらないケースが発生し、生産ロスの増加や品質低下、教育時間の増大、労働災害の増加などが問題となっている。
それに対し同サービスは、日本語で作成した原稿を事前に多言語に翻訳し、工場の朝礼などで説明者が話すスピードに合わせて多言語でサイネージに同時表示することで、伝えたい内容をさまざまな言語で伝達できるアプリケーション。外国籍従業員はその日の作業内容や注意事項を母国語で理解することが可能となり、作業品質や安全性の確保、モチベーションの向上などに寄与する。
これまでベータ版として実験やテストを重ね、UIを改良して発売となる。