
IMVは、装置にポン付けして振動診断によって機械の状態を監視でき、予知保全を実現する振動診断ユニット「VD-unit」を発売した。
同製品は、振動センサヘッドとエニイワイヤ社の省配線システム「AnyWireASLINK」の機能を内蔵した振動診断アンプがセットになり、PLCとAnyWireASLINKを介した双方向通信により、生産設備機械を高度に監視できる次世代の状態監視ユニット。従来のアナログ信号出力や警報接点に依存する監視システムとは異なり、上位のPLCと連携することによってこれまで監視が困難とされていた設備機械に対しても最適な状態監視を行うことが可能となっている。
PLCで制御でき、設備機械の重要度に応じて柔軟に監視条件を設定し、特許出願済のティーチング機能によって自動で最適な閾値を導出。初期導入やレイアウトの変更も容易にでき、設置場所に行く必要がなく監視・制御ができ、高所や低所に設置された機械のメンテナンスも大幅に効率化できる。
運転条件の変動がある機械にも適用可能で、モーターの回転数や負荷に応じて振動値が変わる場合でもPLCにこれらのデータを収集することで同条件時の振動データのみを対象して監視が可能となっている。
手頃な価格で提供でき、これまで設置や管理に手間がかかっていた箇所にも設置が簡単で、工場やプラント、大型の生産設備、生産ライン等の状態監視が可能。さらに機械設備の異常を早期に検知する予知保全が可能になり、設備の突発停止を未然に防ぎ、生産性の向上と資源の効率的な利用が可能となる。