日立産機システム、過酷環境下での利用に適した産業用無線ルータ発売開始 農機や建機の稼働監視、位置情報をcm単位で測定

日立産機システムは、水、塵、振動、温度などの過酷な環境下でも稼働する、産業用無線ルータ「CPTrans(シーピートランス)-GLW」を発売した。
建設機械や農業機械などの産業機器は、水、塵、振動、温度などが影響する環境で使用されることが多く、設備の稼働情報や位置情報を把握するため、過酷な環境下でも稼働する無線ルータのニーズは高くなっている。同製品は、IP67相当の防塵・防水性を持ち、自動車部品振動規格(JIS D1601)に適合し、マイナス20℃~プラス60℃ までの広い温度範囲で使える、過酷な使用環境下でも安定稼働が可能な産業用無線ルータ。Ethernetなどの有線LAN、無線LAN(アンテナ内蔵)、Serial通信(RS232C/485)、車両で使われるCANなどの多彩なインターフェースを装備し、要求に応じたアプリケーションソフトウェアが実装でき、管理サーバやクラウド連携を通じて環境を問わず常時監視を可能とする。
2周波GNSS測位モジュールとNtripクライアントを搭載し、国土地理院の電子基準点を利用した同社のGNSS位置補正情報サービス「ICHIDAS-NET」(VRS方式)や、回線サービス「CP-NET」に接続することで、容易に高精度な測位が可能となり、他社の各種位置補正情報サービスを利用することでもcm単位での高精度な測位が可能となる。
また車載用ネットワークのCANに対応し、移動体車両向けにGNSS測位機能も搭載し、農業機械の自動運転や建設機械の稼働・作業情報をECUなどから取得して、位置情報と合わせてクラウドにMQTTで送信して、各種クラウドサービスからの監視システムも構築できる。

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/04/0424.html

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