技術へのリスペクトこそが製造業を舞い上がらせる

NHKの朝の連続ドラマ小説「舞い上がれ」が大団円を迎えた。中小製造業のリアルな姿が話のところどころに出てきたことで、これまで以上に感情移入して楽しむことができた。困難にぶつかっても挑戦し続けることの大事さを改めて教えられた。

それにしてもいただけないのが、世間の「空飛ぶ車」への反応の薄さだ。空飛ぶ車は「空の産業革命」とも言われ、官民あげて技術サービス研究が行われている。これは日本だけでなく海外でも同様に研究が進んでいて、すでに競争が始まっている。移動の自由度を高め、新たな巨大産業に育つ可能性があるというのに、SNSでの反応を見ると、肯定的に捉える向きは少なく、何かしらケチをつけ、非建設的な意見が目立つ。とても哀しい話だ。

天然資源の乏しい国は技術やサービスで稼いで生きていくしかない。日本は古くからそれを体現し発展してきた国だ。しかし現在は、枝葉を見て難癖をつけ、産業を育てるどころか、枯らすような意見を多く見かける。産業が育たないから景気が良くならない、賃金が上がらない。そして彼らは自分の首を絞めていることに気づかない。技術へのリスペクトとそこへの支援こそが市場に金を回し、国を豊かにし、自らも豊かになるサイクルなのだ。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG