
エーザイは、岐阜県各務原市川島竹早町1の川島工園に建設を進めていた新注射剤棟・研究棟が竣工した。
新棟はグローバルな製剤・モダリティ研究の拠点として、リポソームや脂質ナノ粒子製剤を含む注射剤の製剤開発研究機能とドラッグデリバリー技術開発機能を強化し、様々なモダリティの開発に対応する。具体的には、最新の製造データ一括管理システムの導入とAI活用による製剤プロセス研究の高質化と迅速化、治験薬製造も可能となる設備導入による注射剤治験薬製造の内製化、微生物迅速試験法の導入による先進的な微生物管理・無菌性保証、社外との共同研究にも使用が可能なフレキシブルスペースの設置による外部技術とのコラボレーションの強化などを通じて、製剤に関するイノベーション、テクノロジー、ソリューションの発信基地となることを目指す。
建物は地上3階建、延べ床面積は1万1000平方メートル。総投資額は約100億円、