儲かるメーカー改善の急所101項  【急所39】見える化の意味 問題は、見えるようにした時点で八割解決する。

新型コロナウィルス感染拡大で多くの企業の方々がとても大変な思いをされていると思います。

私もその皆様の現場で直接にお手伝いできなくなっていて、同じように困っています。大変な時代ですが、みんなで元気を出して頑張りましょうね!

「人生に3つの坂あり、登り坂、下り坂、そしてまさか」。その「まさか」があっという間に私たちの世界を取り巻いていますが、こうなった一番の原因が「見えないこと」ともいえると思います。すべての人が、自分がコロナウィルスを持っているのかいないのか、すら分からないので、不要と思っても安全サイドに舵を切らなければならない、のが今の姿だと思います。

この例ほどではありませんが、すべて問題が起きた時、実態が見えない間はまさに暗中模索で対策を見いだせないものです。ところが実態が見えるようになれば、即座に皆のアイデアを集めることができるし、具体的な対策を取ることができるものです。

問題が起きたらまずは見えるようにすることから始めましょう。見にくい場所ならば見えやすい位置に置いてみます。速くて見えないのであれば超高速ビデオで撮影してスローにして見る。小さければプロジェクターで拡大しましょう。狭いところはスコープで、内部の構造物ならX線で、遠くの問題はLINEやZOOMなどの通信回線で見えるようにできませんか。

以前でしたら全く無理だったことが技術の進歩でいとも簡単にできるようになりました。
見えれば分かる。分かればできる。一度見えれば問題を未然に防止することもできるのです。

■著者プロフィール

柿内幸夫
1951年東京生まれ。(株)柿内幸夫技術士事務所 所長としてモノづくりの改善を通じて、世界中で実践している。日本経団連の研修講師も務める。
経済産業省先進技術マイスター(平成29年度)、柿内幸夫技術士事務所 所長 改善コンサルタント、工学博士 技術士(経営工学)、多摩大学ビジネススクール客員教授、慶應義塾大学大学院ビジネススクール(KBS)特別招聘教授(2011~2016)、静岡大学客員教授
著書「カイゼン4.0 – スタンフォード発 企業にイノベーションを起こす」、「儲かるメーカー 改善の急所<101項>」、「ちょこっと改善が企業を変える:大きな変革を実現する42のヒント」など

一般社団法人日本カイゼンプロジェクト
 改善の実行を通じて日本をさらに良くすることを目指し、2019年6月に設立。企業間ビジネスのマッチングから問題・課題へのソリューションの提供、新たな技術や素材への情報提供、それらの基礎となる企業間のワイワイガヤガヤなど勉強会、セミナー・ワークショップ、工場見学会、公開カイゼン指導会などを行っている。

■詳細・入会はこちら https://www.kaizenproject.jp/

■儲かるメーカー改善の急所101項

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