三菱電機「AI配筋検査システム」 作業時間60%減省力化を実現 独自AI「Maisart」活用

2021年2月20日

 三菱電機は、同社のAI技術「Maisart(マイサート)」を活用した、コンクリート構造物の配筋検査を支援する「AI配筋検査システム」を開発した。ステレオカメラを搭載した端末で撮影した画像から、鉄筋の本数、径(太さ)、間隔の自動計測を瞬時に行い、検査にかかる時間や手間を軽減する。従来、複数名で行っていた計測・検査を1名で実施できるなど、配筋検査の省力化を実現する。

 同製品は、ステレオカメラ搭載の端末に、天候や鉄筋の状態など条件が異なる配筋画像を深層学習させたAIを実装した「AI配筋計測技術」を使い、撮影画像から鉄筋の本数、径、間隔を自動計測する。鉄筋の検出率100%の高精度な配筋検査を実現する。クラウドとAI配筋検査端末とを連携し、配筋検査帳票の作成、配筋検査、検査報告書の作成まで、手作業による転記なく自動で実施でき、従来の配筋検査と比較して検査時間を約60%短縮し、作業を効率化する。また出来形管理や写真管理を行う「施工管理システム」との連携もできる。

 建設業界向けに月額定額のサブスクリプションサービスで提供。ハードウエアを購入する必要がないため、初期投資や資産管理が簡易化できる。使用料は個別見積となる。