【オートメーション新聞No.227】国内ロボットメーカー6社が技術研究組合「ROBOCIP」を設立 / ヤマハ発動機がジールと連携、製造業におけるBIツール導入の成功事例 / ダイヘン 協働ロボ溶接システムが「UR+」認証取得(2020年8月19日発行)

1. オートメーション新聞 第227号の概要

本号(第227号・2020年8月19日発行)では、日本のロボット産業が一致団結して未来を切り拓く大きな動きを特集しています。川崎重工業、デンソー、ファナック、不二越、三菱電機、安川電機の6社が結集し、産業用ロボットの基礎技術研究を行う「ROBOCIP(ロボシップ)」を設立 。産学連携により、未活用領域の実用化と次世代の自動化技術確立を目指す取り組みを報じています 。また、ヤマハ発動機によるデータを起点としたデマンドチェーン革新の事例 や、タイに新拠点を構えたアズビルの戦略など、グローバルな競争力強化に資する情報が満載です

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2. 注目トピックス

【1面メイン】産業用ロボ6社が「ROBOCIP」を設立:産学連携で基礎技術の共同研究を加速

国内を代表するロボットメーカー6社が、世界に先駆けて産業用ロボットの共通課題を解決するための技術研究組合(ROBOCIP)を発足させました 。理事長にはファナックの稲葉氏が就任 。5年間の活動期間を通じ、「モノのハンドリング・知能化」「ロボットとセンサの適応」「次世代の動作計画」の3本柱で研究を進め、これまで自動化が難しかった三品産業(食品・医薬品・化粧品)など未活用領域へのロボット導入を強力に後押しします

【導入事例】ヤマハ発動機 × ジール:製造部門が自ら構築したデータ分析基盤でデマンドチェーンを革新

ヤマハ発動機は、在庫過多や欠品リスクを最小化するため、ジールの支援を得てBIツールを導入しました 。特筆すべきは、IT専門知識のない製造部門が自らクラウド(Microsoft Azure)上で分析基盤を構築・運用している点です 。これにより、従来は人手を介していた市場情報の収集スピードが飛躍的に向上し、グローバルでの生産・販売・在庫(PSI)管理の精度を高めています

【インタビュー】若手技術者の実験・試験:最優先の指示事項は「安全」と「報告の型」

製造現場で戦う担い手を育てるには、実験を任せる際のマネジメントが不可欠です 。専門家は、まず「リスク回避のための徹底した安全教育」を最優先とし、次に「結論を1ページ目に記載する報告書の型」を定着させるべきだと提言 。思考のプロセスを可視化させることで、技術者としての成長を早め、手戻りのない業務遂行を可能にします

【新製品・サービス】ダイヘンの溶接現場向け協働ロボットシステム、国内メーカー初の「UR+」認証を取得

ダイヘンが開発した、ユニバーサルロボット(UR)専用の溶接パッケージ「Welbee Co-bo」が、URの周辺機器プラットフォーム「UR+」の認証を取得しました 。ロボット操作に不慣れな初心者でも数時間でセットアップが可能で、ダイレクトティーチングにも対応 。人手不足に悩む小規模な溶接現場へ、手軽で安全な自動化ソリューションを提供します

【分析】なぜ優秀なソフトを使っても「ロボット導入」に失敗するのか?

シミュレーションソフト上で完璧な動作を描いても、実際の現場ではズレが生じる――その原因の多くは「ロボットの絶対精度」の認識不足にあります 。ロボット個体のクセを補正する「キャリブレーション(絶対精度調整)」を正しく行うことの重要性を説き、ソフト(デジタル)とハード(リアル)のギャップを埋めるための実務的な知見を解説します

3. 各ページ別の見出し・記事一覧

1面:総合ニュース・経済トレンド

  • ROBOCIP(ロボシップ): 国内ロボットメーカー6社が技術研究組合を設立。基礎技術の産学連携研究
  • サンケン電気: 電源・社会システム事業をGSユアサへ譲渡。半導体事業へリソースを集中
  • ものづくり補助金: 2020年度選定結果公表。伊藤製作所など製造業20社のプロジェクトを採択
  • アズビル: タイ・バンコクに「ソリューション&テクノロジーセンター」を開設。大規模調節弁整備にも対応
  • 提言(FRP Consultant): 若手技術者に実験や試験を任せる際、マネジメントが伝えるべき最重要事項
  • 連載:灯台: お掃除ロボット普及率に見る「新しい技術」を早期に受け入れることの価値

2面:新製品・サービス

  • IDEC: ワンタッチ接続の「Push-in」対応22φコントロールユニットを全機種ラインアップ
  • ソルトン: 産業用コネクタ専門のソリューションサイトを開設。活用事例やノウハウを公開
  • スワロー電機: 手からの接触感染を防ぐフットペダル式消毒液スタンド「SFP-001」を発売
  • ローム: 包材への高速・高精細印字を実現する第4世代サーマルプリントヘッドを開発
  • NKKスイッチズ: 1000万回の高耐久性を実現した抵抗膜方式タッチパネル「TPシリーズ」を拡充
  • テルヤ電機: 東京・蒲田に新ビル竣工。世田谷、城東の営業拠点を集約し業務効率化
  • 連載:令和の販売員心得: 新規開拓アプローチにおける、相手の興味を引く話題と販促物の吟味

3面:デジタル化・最新ソリューション

  • 三菱電機: モータの電流信号から異常を自動検知。予知保全を支援する新ソリューション
  • Moxa: 過酷な屋外環境に対応したAI・IoT開発向け小型エッジコンピュータ「MC-1220」
  • 日本モレックス: 0.4mmピッチで業界最高クラスの嵌合力を実現した基板対基板用コネクター
  • アマダウエルドテック: 出力を従来機比2倍に高めた新型ファイバーレーザ溶接機。アルミ溶接に最適
  • 富士通: 生産準備をデジタル化する「VPS」の新バージョン。BOP(製造工程表)作成を効率化
  • 市場リポート: 世界の産業制御・FA市場。スマート工場への転換を追い風に成長継続の見通し
  • 日本カイゼンプロジェクト: 動作経済の四原則。第一の原則「距離を短くする」でムダを削る

4面:製造業BIツール導入事例特集

  • ヤマハ発動機: データ仮想化ソリューション「Denodo」を核に構築したデータ分析基盤の詳細
  • ジール: 大林組やヤマハ発動機など、製造業のデータドリブン経営を支援するパートナーの強み

6面:ロボット・物流・カイゼン

  • 高島ロボットマーケティング: 展示会や購入前テストに最適、協働ロボットの「1日レンタル」を開始
  • ダイヘン: 溶接パッケージ「Welbee Co-bo」がUR+製品に認証。現場での設定を簡略化
  • ATOUN: 腕と腰の負担を同時に軽減するパワードウェア。先行受注を開始し2021年出荷へ
  • 産業用ロボットを巡る光と影: ロボット導入に失敗する最大の要因「絶対精度の欠如」を読み解く
  • 日本カイゼンプロジェクト: 改善の急所。付加価値を生まない「空歩行」のコストを可視化する

7面:生産方式の変遷・次世代型ジョブショップ特集

  • 特集記事: ライン生産、セル生産を経て、デジタル時代の「次世代型ジョブショップ方式」へ
  • チームクロスFA: 9月に東京でDXショールーム開設。完全自動化とデジタルツインを体現

8面:新技術・企業ニュース

  • OnRobot: 協働ロボ向けマシンビジョン「Eye」をアップデート。外観検査や複数対象物認識に対応
  • 市場リポート: 世界のプロセス自動化・計測市場。2025年に768億ドル規模へ拡大予測
  • NTTロジスコ: 全通協と「電源ケーブル自動クリーニング・結束ロボット」を共同開発

9面:工場新設・増設、設備投資情報

  • ブラザー工業: 名古屋・星崎工場にBCP対応の新工場棟を建設。クリーンルームを集約し効率化
  • 浜松ホトニクス: 磐田製作所に新製造棟が竣工。X線イメージセンサ等の供給体制を強化
  • 東芝: 川崎の小向事業所に先端研究開発のランドマークとなる「研究開発新棟」を建設
  • マルタイ: 佐賀工場の老朽化に伴い新工場を建設。主力の棒ラーメン生産を近代化
  • 出雲村田製作所: セラミック部品の需要増に対応。2019年から進めていた新生産棟が完成
  • 王子ホールディングス: マレーシア・ジョホール州に同国9か所目となる段ボール工場を新設

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