日本モレックス 悪環境対応IOモジュール IP67規格に準拠

日本モレックス（神奈川県大和市）は、過酷な作業環境での使用に適したIP67規格準拠のIOモジュール「Brad EtherNet／IP HarshIOコンパクトモジュール」を発表した。

新製品は、EtherNet／IP対応の産業用フィールドバスにおいて産業用コントローラとI／Oデバイスを接続。振動環境における塵や水の侵入を防止するIP67規格に準拠しているとともに、使用温度範囲がマイナス25℃～プラス70℃と過酷な環境ストレスに対する耐久性を備えている。

幅30ミリメートルという狭幅のハウジングによりスペース制限のある小型機械用途に対応可能なうえ、機械に直接取り付けることができるため、保護用キャビネットが不要で配線コストの低減が可能。

4ポート・8ポートの2製品を用意しており、それぞれM12規格およびM8規格のコネクターを利用でき、統合2ポートスイッチによる2系統でのデータ送信が可能。デイジーチェーン配線により、さらなるコスト低減に寄与する。その他、ネットワーク、電源、およびI／Oの状態を視覚的に確認可能な診断用LEDを搭載している。

CNC機械、食品および飲料加工、プラスチック成形機、ロボット、マテハン、自動誘導車両など、各種の産業分野における自動化用途に好適。