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【各社トップが語る2018】日東工業「より高品質・サービス提供」

取締役社長 佐々木拓郎

当社は、1948年に愛知県瀬戸市で設立し、今年11月に設立70周年を迎える。これまで支えていただいた皆様に心から感謝申し上げたいと思う。

絶縁碍子を素材とするカットアウトスイッチの製造から始まり、現在ではブレーカ、配・分電盤、EV・PHEV用普通充電器などを製造し、さまざまなシーンで電気や情報インフラをサポートしてきた。

最近では、40年間変わることのなかったJIS協約形3Pブレーカサイズを大幅にコンパクトにし、動力用分電盤の省スペース化に大きく寄与した協約形プラグイン小型動力分電盤「アイセーバコンパクト」は、小規模店舗などサービスの多様化による負荷回路数の増加に伴う設置スペースの確保に適している。

IoTへの対応としては、一昨年から首都圏を中心に住宅の地震・雷被害データをIoTで利活用する「高機能感震ブレーカ実証実験」に取り組んでいる。

また昨年、愛知県長久手市にオープンした「IKEA長久手」に豊田自動織機、イケア・ジャパンと共同で、「IoTを活用した充電電力コントロールの実証実験」も開始している。

このように製品の「モノ価値」に「コト価値」をプラスすることで、IoT・AIなどの技術革新に対応する新たな価値の創造に注力している。

さらに、耐震試験設備や風雨試験設備など、充実した試験設備で性能評価試験を行うことにより、安全・安心な、より高い品質の製品・サービスを提供していくことで、皆様のお役に立てるよう全力を挙げて取り組んでいきたい。