横河電機・NTT西日本 LoRaWAN活用で実証実験

横河電機とNTT西日本グループは、横河電機の産業用小型無線センサ「Sushi Sensor(スシセンサ)」をプラント設備に設置し、低消費電力で広範囲をカバーできるLoRaWANネットワークに接続する実証試験を共同で行う。

実証試験では、国内のプラントにある、コンプレッサー、ポンプ、モータといった回転機などの設備に、横河電機がIIoT向けに開発した「Sushi Sensor」を設置し、設備の状態を把握するために有効な振動や温度のデータを収集。NTT西日本グループのLoRaWANネットワークに接続し、設備の状態を容易に監視する仕組みを構築する。

今回検証するのは、①プラント環境内での無線センサの設置およびLoRaWANネットワーク基地局の設置に関する方法②プラント設備状態(回転機等の振動・温度データ)の収集手法③設備状態の監視システムに求められる機能・サービスおよび運用方法の3項目。

プラントの回転機には、経験を積んだ運転員による数時間に一度の巡回点検と、数カ月に一度の定期点検が行われている。無線センサとLoRaWANネットワークを活用したオンライン監視およびデータ蓄積を実現することで、運転員の経験と勘に依存しない適切な保守作業の実施や、設備異常(予期しないシャットダウン等)の早期発見によるプラント稼働率の向上、収集データ分析による故障の早期回復などの効果が期待できる。

今後は、IIoTを活用した、石油・石油化学・化学・LNGなどのプロセスプラントにおける新たな価値創りを目指す。

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