第42回ジャンボびっくり見本市開催 専門メーカー約200社が出展・2万人来場見込む 電設資材業界最大規模

「第42回ジャンボびっくり見本市(ジャンボびっくり見本市協催委員会主催)」が、4月8日(金)と9日(土)の両日に大阪市住之江区のインテックス大阪6号館C/Dゾーン、15日(金)と16日(土)の両日に東京都江東区の東京ビッグサイト西2ホールで開催される。同見本市は1975年に第1回を開催、今回で42回目を数える歴史ある見本市。電設資材・照明・工具・電子・制御・情報・通信・セキュリティ・空調・住宅設備など、幅広い分野から話題の新製品やシステム、新技術を一堂に紹介する。出展社・来場者とも具体的なビジネスにつながる商談の場として、恒例のイベントとなっている。今回は「「発信します!エコでお得な『旬』情報」をテーマに、専門メーカー約200社が出展、話題の新商品や最新情報が集まる。

同見本市は昭和50年(1975年)より回を重ね、電設業界最大の展示会のひとつとなっている。その時代ごとのテーマや方向性を読み、展示コンセプトを展開。時代に求められている商品群を一堂に集め、豊かで快適な社会づくりのための情報を発信してきた。

今回は、「発信します!エコでお得な『旬』情報」をテーマに、電設資材・住宅設備・情報設備・工具の総合見本市を全面に展開、 専門メーカー約200社が集結する旬で話題の新商品や最新情報が入手できる。

展示だけではなく、電設資材の総合展示・即売会となっており、来場者2万人以上が集う同見本市は規模・内容共に同業界ではほかに類を見ない。また、出展メーカーも新製品、新技術の発表の場として大いに活用、開催に向けて研究、開発に研鑚している。さらに、新製品、新技術の開発のヒントとなる「現場の声」の聴き取り調査も行うなど、メーカーとユーザーをつなぐ場としても注目されている。

■特設ゾーンは大きく三つ
「災害に強い都市」〈防災・減災・安全・安心〉、「人にやさしい環境」〈介助・支援・環境保全〉、「IoT進化するモノづくり」の三つのゾーン構成で「人・建物・街の新しい関係」に焦点を当てた展示を行う。また、「情報コーナー」では、国や自治体が実施している補助金・助成金など、来場者に身近で役立つ情報を発信する。政府も2015年度補正予算で「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」を公募しており、活発な情報交換がなされる。

特に「IoT進化するモノづくり」のゾーンでは、因幡電機産業Eテック事業部の自社ブランド製品「チョコ停ウォッチャー」が注目を集めそうだ。

モノづくりの現場では今まで見えなかったものを、IoT機器を使って見える化し、生産性向上や品質向上に役立てようという動きが加速している。同製品は、製造現場でエラーが起こった際、トリガー信号を入力することで、前後最長15分間の映像が自動で保存される監視システム。

今までの監視映像は、稼働中のすべての時間を撮影する必要があり、エラーが起こった箇所を探し出すのが苦労だったが、本製品では必要な映像だけをすぐに確認でき、原因究明までの時間を大幅に短縮できる。古いファイルを削除しながら録画する機能も搭載しているため、管理工数もかからず、上下横の3面の取り付け穴で、設置角度の調整が容易で、製造現場の実情を考慮した仕様になっている。搬送ラインなどのチョコ停監視、装置立ち上げ時の動作確認、納品後のトラブル解決などに役立つ。

■いちおし商品コーナー
いちおし商品コーナーでは、出展会社の「いちおし」商品が一同に展示される。来場者による「人気コンテスト」も実施され、投票者には漏れなくオリジナルキャンバスバックがプレゼントされる。

大阪会場と東京会場それぞれのランキングも発表される。前回大阪会場のランキングは、第1位東芝ライテック「マルチカラーLEDシーリングライト キラキラ」、第2位シャープエレクトロニクスマーケティング「天井設置タイプ プラズマクラスターイオン発生機」、第3位河村電器産業「新型感震ブレーカ機能付ホーム分電盤」が栄誉に輝いた。

東京会場は東芝ライテックが大阪会場に続いて第1位、第2位にはアイホン「集合住宅システム VIXUS1Pr」、第3位は大阪会場で2位のシャープエレクトロニクスマーケティングがランクインしている。今年もどんな商品が展示され、どれに人気が集まるか注目される。

■家族向けイベントも充実
同展示会は土曜日も開催、ショッピングモールも設営され、各地お取り寄せの駅弁販売や、ステージも設けられ、小学生以下限定の子供抽選会、人気ご当地キャラも来場し会場を盛り上げる。

■テクニカルセミナー開催
テクニカルセミナーは元サムスン電子常務取締役、東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター吉川良三特任研究員が講師。テーマは「日本型第4次ものづくり産業革命~日本産業復活のカギはIoT~」。電力自由化で導入される「スマートメーター」に代表される「IoT」や、ドイツの「第4次産業革命」といわれる「インダストリー4.0」などをまじえ、日本の産業とITの現状について解説がなされる。

グローバル社会の構造改革によって、中国、インドなどの新興国が製造業における力を強めている中、日本製品は価格競争の波に押されると同時に、技術でも敗北の危機に直面している。また、国内では少子高齢化が進み、海外の製品ニーズをうまく取り込めず、市場開拓はなかなか進まない中で、日本は「新たなものづくり」に挑む必要がある。そこでカギとなるのがIoT(モノのインターネット)で、世界を変えるイノベーションの波に、日本はどう立ち向かうべきか、吉川氏が提唱する「ものづくり」論から新たな“解”が紹介される。

大阪会場は4月8日(金)13時30分~15時。インテックス大阪センタービル2階国際会議ホール。東京会場は4月15日(金)13時30分~15時。東京ビッグサイト会議棟1階102会議室で開催。大阪会場200人、東京会場100人の申し込み先着順。
申し込みはHP:http://www.jumbo-fair.jp/seminar/index.html、
問い合わせはTEL:06-6533-6266(ジャンボびっくり見本市協催委員会)。

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