ローム バランスICを開発 EDLCの安定化に貢献

ロームは、EDLC(電気二重層キャパシタ)の安定化・長寿命化、小型化に貢献するセルバランスIC「BD14000EFV―C」を開発した。

EDLCは、コンデンサやリチウムイオン電池など、他の蓄電デバイスと比較して急速充放電可能、長寿命、高い安全性、環境負荷軽減などの理由から、車載や産業機器などの様々なアプリケーションで使用されている。また、年々大容量化や高電圧化の要求も大きくなっており、高エネルギー下での使用が増えているが、EDLCを高電圧化するために直列に接続した場合、それぞれのEDLCセルにかかる電圧にばらつきが生じるため寿命もばらつき、全体として安全に機能を満たす期間が短くなるという課題があった。

同製品は、従来20個以上の半導体素子で構成されるEDLCのセルバランス(各セル間の充電状態調整)を1チップで実現するICで、部品スペースを約38%削減、同時に部品ごとのばらつきを気にする必要がなくなり、小型でシンプルかつ高信頼のEDLCシステムを構築可能になる。

最大6セルまで制御可能なセルバランス機能に加え、同製品を複数個直列に接続すれば、より多くのEDLCセルも同時に制御することができる。

11月から1個1000円でサンプル出荷を開始しており、評価ボードも含めて1台から購入可能なネット商社による販売も始める。

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