国際電業 海外事業・営業体制を強化 古川長武代表取締役社長

今年は2012年度からスタートした中期3カ年計画の仕上げの年にあたり、本格的な輸出の開始、海外拠点の拡充、営業人員の増員などで楽しみな年に仕上げていきたい。昨年発売した無線フットスイッチのようなマーケットを絞った狭く深い分野の新商品も発売していく。

3カ年計画2年目の13年度は、円安の進行で海外から輸入する原材料価格が高騰したため、やろうと思ったことが100%は実現できなかったが、建設、工作機械、医療機器向けのフットスイッチや、ソレノイドが好調で、売上高は前年度より6%前後は上がる見込みだ。

電機技術と電子技術を融合させた第1弾の商品となる無線フットスイッチは、フラッグシップ商品として市場に種をまいたもので、長く深く浸透させていきたい。今年もスタンダード、セイフティをコンセプトに、付加価値を高めた新商品をどんどん投入していく。取引先との共同開発も視野に入れている。

こうした新商品開発のために製造部隊を増員するとともに、東京・大阪・名古屋の営業部隊も増員する。14年度までに1割ほど増やし、販売体制を整える。価格を下げてまで売ることは行わずに、利益が出るような営業活動を浸透させる。

海外事業の拡充も今年の大きな課題で、中国の提携販売代理店を通しての輸出に注力していく。輸出はほとんどゼロからのスタートになるが、フットスイッチ、ソレノイドを中心に現地のローカルメーカーに販売攻勢をかけ、「輸出元年」としたい。

さらに、中国では国内、韓国に続いて製造拠点も設ける。今春には中国の提携工場で製造を開始する予定である。

今年も円安は続くとみており、原材料価格が上がっても商品の値上げは簡単には出来ず、景気も悪いと思っている。しかし、こうした中でも様々なアクションを起こして、良い年にしていきたい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG