日昭無線と台湾INPAQ社来年3月に合弁設立RFアンテラなど国内販売3年後5億円目指す

ものづくりコラボレーションを提唱する日昭無線(東京都千代田区外神田2―13―1、TEL03―3255―6691、伊佐野勝利社長)は、RFアンテナの世界企業である台湾のINPAQテクノロジー社と来年3月に合弁による日本法人設立で合意した。

同社は、2007年12月にINPAQ社の日本総代理店権を取得、RFアンテナ、EMI/EMCソリューション、回路保護部品を販売している。

材料組成段階からプロジェクトを組んで、ユーザーの要求する仕様品を提供しており、今年8月には自動販売機遠隔監視向けM2M用外付け3Gアンテナを共同開発して、通信端末機メーカーへ供給を開始するなど「ものづくりコラボレーション」へと業務提携の範囲を広げるまで関係を強めている。

このM2M用外付け3Gアンテナは、ケーブルに四国電線の同軸ケーブル、コネクターはSMAを採用しているが、INPAQ社は日本の品質管理技術をものづくりに反映させたいという思いがあり、日昭無線のより高性能・高品質の製品で日本市場を開拓するという意向が一致し、日本法人設立に至った。

新会社は資本金1000万円で、日昭無線が51%出資の予定。初年度は国内販売で1億5000万円以上、3年後には5億円を目指す。カスタマイズの受注にも取り組む。

伊佐野社長は「社会がワイヤレスに向かい、RFアンテナ市場は間違いなく拡大する。INPAQ社は台湾株式市場に上場するRFアンテナメーカーだが、日本の厳しい品質をクリアすれば世界市場でもっと売れる。日本法人は、日本市場の開拓だけでなく、日本の品質管理技術をものづくりに生かす役割を持っている」と日台の懸け橋としての役目を担いたいと語っている。

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