自販機遠隔監視用アンテナ日昭無線台湾社と共同開発

ものづくりコラボレーションを提唱する日昭無線(東京都千代田区外神田2―13―1、TEL03―3255―6691、伊佐野勝利社長)は、RFアンテナの世界企業であるINPAQテクノロジー社(台湾)と自動販売機遠隔監視向けM2M用外付け3Gアンテナ=写真=を共同開発、通信端末機メーカーへ供給を開始した。また、他の産業用途への応用展開にも積極的に取り組んでいく。

M2M(マシーン・ツー・マシーン)は、人間の介在なしに機器同士がコミュニケーションして動作するシステムで、急速に市場を広げている。このM2Mで重要になるのがデータ通信である。

近年は、第3世代の携帯電話方式(3G)による高速データ通信がクローズアップされている。

同社は、INPAQ社の日本総代理店権を取得し、産業用のRFアンテナ、EMI/EMC対策部品、過電圧保護・過電流保護部品を供給してきた。同社の場合は、材料組成段階からプロジェクトを組んで、ユーザーの要求する仕様品を提供している。

その実績が認められ、今回、通信端末機メーカーから自動販売機の遠隔監視用M2M用外付けアンテナを受注、INPAQ社と共同開発し、供給を開始した。

新型M2M用外付けアンテナは、小型軽量ながら高利得・低損失、防水性(保護構造IPX6適合)・衝撃性に優れており、自動販売機の売り上げや釣銭切れ管理、品切れの情報を確実に通信できる。

ケーブルは四国電線の同軸ケーブル、コネクターはSMAを採用。各通信メーカーの周波数(850、2100MHz帯)に対応でき、LTE回線方式も用意できる。

同社は、立地条件の悪い場所でも性能を発揮できるため、今後、自動販売機のほかエレベータ遠隔監視、コインパーキング管理、車両追跡、土木機械の盗難防止、産業機械の遠隔監視、ガス検針など向けに、カスタマイズアンテナの受注開発を展開する。

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