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わが社の『有夢有希』アイデックス飯田康雄社長 知恵の輪集団で変革続ける

顧客のニーズに合った最良のシステムをトータルにプロデュースしているのがアイデックスだ。制御盤と分電盤の設計製作をメーンに、抵抗溶接用トランスなども製造している。さらに、オリジナル製品として、自動車、電気製品の部品、植物の種子などを正確に数えられる計数機、包装機も製造販売している。飯田康雄社長に今後の事業展開などについてうかがった。
【事業概要】

1932年に伝動機(モーター)、発電機の販売、修理業としてスタート。その後、溶接機用トランス、制御盤組み立て、計数装置と事業を拡大してきた。

現在の売り上げ構成は、分電・配電盤が約40%、制御盤が約40%、溶接機用トランスが約10%、計数機が約10%となる。売り上げの大部分を占める制御盤、配電盤は、受注から企画設計・板金・組立・通電検査・納品・機台配線工事までを一貫して行えるのが強みだ。制御盤メーカーで板金まで手掛けているところはあまりないので、差別化に結びついている。

製品は、オーダーメードの一品一様生産がメーンで、十数社と取引している。特にウエートが大きいのが日東工業向けのOEM製品で、手堅い受注があり、リーマンショック以後の大不況でも売り上げはそれほど落ちなかった。以前は他の大手メーカーとも取り引きしていたが、同社に絞ったのが良かったと思う。

かゆいところに手が届くといった感じに、一品ものの手間がかかる仕事を上手にこなして、利益を挙げている。もちろん、品質にも気を配り、板金から行えるということで、短納期も実現している。
【独自製品に注力】

制御盤、配電盤はOEM製品が多いので、どうしても取引先の業績に左右されてしまう。そこで、力を入れているのがオリジナルの計数機だ。もともとは、軽く小粒でカウントしにくい花や野菜の種子を計数する需要が多かった。最近は、自動車、電機、時計メーカーなどで、極小の部品の数まで正確に数えて無駄をなくし、品質管理を高めようという動きがあり、様々な分野へ可能性が広がっている。

当社の計数機は、光幕に部品、種子が落ちた時に発生する波紋で計数する仕組みで、二つの部品が同時に通過すると一つと数えてしまう光電センサーを使った他社製品に比べて正確に計数が行える。価格も従来品の半分程度で、毎年確実に売り上げが伸びている。海外の展示会にも出展、東南アジアなどでも販売されている。

その他、ネイルアート用のストーン、医薬品、食品など幅広い分野で使え、包装機と組み合わせたタイプもある。営業も強化して省力化に結びつくような新たな需要を掘り起こしていく。
【溶接機用トランス部門について】

高精度・高耐久性が特徴の当社の溶接機用トランスは、自動車製造で活躍するロボットアーム溶接機などに利用されている。しかし、良い製品を作りすぎたためか長持ちしすぎて10年以上経っても使える。そのため、溶接機用トランス部門の売り上げは伸び悩んでいる。技術的な需要を深く研究し、将来どんな設備が必要なのかを提案していくことが必要だ。
【海外展開】

06年にタイ・バンコク市に工場を新設、制御盤の設計、製作、工事を開始した。タイに日系メーカーが進出するのに合わせたもので、自動車工場向け設備などを納入している。

若手社員を日本から派遣しており、設計、製作、営業、経理など全ての業務を一人で担当でき、海外でも通用するオールマイティな人材の育成に役立っている。3~5年間、海外を経験してもらい、将来の会社を担う幹部候補に育て上げていく。
【将来の展望】

うちに頼めば何でもそろう「制御盤のデパート」を目指す。海外の部品を使用した安価な制御盤などに対する危機感もあるが、価格で負けても品質面で負けないようにする。また、自分たちの製品を創り出すメーカー部門も育てていく。計数機は世界に打って出られる性能を有している。包装機などの付属機器、派生製品も開発して、バリエーションを広げ、売り上げを伸ばす。

不況の中、11年12月期の売上高は前年度を上回る見込みで、明るい兆しも見えてきた。社員一人一人が持っている「夢」「創造力」「開発」「協力」の力をつないだ「知恵の輪集団」を目指し、さらなる変革を続けていく。
【名古屋】

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