RFIDのマイティカード高千穂交易が買収

高千穂交易は、丸紅の子会社、マイティカード(東京都渋谷区、阿部達也社長)を買収する。

マイティカードは、RFID技術の国内リーディングカンパニーで、国内の倉庫、物流センター、建築現場での商品・資材・廃棄物の管理など、幅広い業種の用途で利用されている。

高千穂は、丸紅が保有するマイティカード株91・25%のうち、71・75%にあたる4万180株を3月15日付で取得し、子会社化する。取得金額は明らかにしていない。

高千穂のRFID販売は、図書館システムや入退室管理システムなど特定な分野で実績を上げている。最近は同社のセキュリティ事業の主要顧客である小売業でも、商品の製造から流通、陳列、販売に至るまで一元的に管理できるRFIDを用いた在庫・流通管理システム導入が検討され始めていることから、マイティカードを買収し、RFID事業を強化することにした。

RFIDは今年7月から、国内のRFID周波数が海外と共通性のある周波数に移行することになっており、RFID技術を利用したシステムの需要が増加し、本格的なRFIDシステム活用の時代が到来すると期待されている。

同社では今回の買収で、マイティカードの有力海外RFIDシステム機器の販売、およびそれらRFID機器を使ったシステム構成技術を、同社のセキュリティシステムの販売を通じて取引している小売業をはじめ、流通業、倉庫業、建築業、サービス業などの多様な顧客に提案していくとともに、同社の設置・保守ネットワークを活用することで、競合他社に先駆けRFIDを広く提供し、システム事業の新たな柱へ育成していく方針である。

なお、マイティカードは1997年10月設立。11年3月期売上高は4億2296万円、当期利益は1117万円。

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