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無線技術で機器間の配線不要富士電機機器制御駆動操作時に発電ワイヤレス押しボタンスイッチ発売

富士電機機器制御(東京都中央区日本橋大伝馬町5―7、TEL03―5847―8060、伊藤文夫社長)は、配線レス・バッテリーレスで使える「ワイヤレス押しボタンスイッチ」=写真=の販売を開始した。標準価格は送信器・受信器セットで1万4700~3万7200円。2013年度までで1万台の販売を計画。

新製品は、機械装置やドア・照明などの制御を行う操作用スイッチと制御盤との間の配線を無線技術により不要にし、しかも操作用スイッチ駆動のための電源も、スイッチを操作した時のエネルギーを電気エネルギーに変換することで、駆動用の電源も不要にした画期的なスイッチ。

操作用スイッチに送信器機能、制御盤内に受信器を設置しておくことで、ワイヤレス化でき設置時間を大幅に短縮できる。1送信器(スイッチ)に対して受信器数は無制限であり、1受信器に対しては32台まで送信器を登録可能。送信範囲は約100メートル。

送信器は、通常の操作スイッチと共通のφ22穴に取り付けでき、受信器もDINレールや2本のねじ取り付けができる。

さらに、使用環境もIP65の防塵・防水保護構造と、マイナス25~プラス55℃の広い温度範囲、ノイズ対策、耐振動・衝撃性など高い環境対応となっている。

その他、電池を使用しないため電池切れの心配もなく、電池のリサイクルコストなどの削減にもつながる。

主な用途は機械や製造ラインの遠隔操作、ドア・ゲートなどの遠隔開閉操作、照明などの遠隔ON・OFF操作、レイアウト変更が頻繁に行われる設備など。