2010年版ものづくり白書 『主要製造業の課題と展望』 (9)重電産業 必要な国際競争力の強化

2010年8月11日

1、現状 重電産業は、国内外の電力産業などに用いられる発電・送変電設備及び産業用電気機器を供給する我が国の基幹産業である。1990年代頃までは、国内電力産業の定期的な設備投資や公共投資などにより一定規模の発注量があったが、電力自由化の下での設備投資効率向上への取組みや公共投資の削減などにより電力産業及び官公庁の需要は減少している。特に、国内主要電力会社の07年度の設備投資は約1・9兆円であったが、これは93年の設備投資額(ピーク時)の半分以下の水準であり、07年度以降、電力用機器は送変電設備を中心に老朽化設備に対する更新需要が増加傾向にあるものの、全体としての生産規模はピーク時から大きく減少し…