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日本の製造業の進化のカギ握る 製造現場+IT

2018年は、日本の製造業にとって大きな転換期となるのは間違いない。国内では労働人口が減り、人手不足の深刻化している。グローバルでも新興国の急成長と市場の変化によって競争環境が激化。さらに、ユーザーの価値観もモノからコトへと意識が変わり、テクノロジーもAIやビッグデータなどITをベースとした新技術が次々と生まれ、製品・サービスの中心となっている。日本と製造業を取り巻く環境が激変し、私たち自身は大きく変わらなければいけない状況にある。変化のポイントは「製造現場におけるIT活用」。18年はその一歩を踏み出す大事な年になる。 現場の伝統+ITテクノロジーの融合 日本生産性本部の調査によると、日本の1…


中小企業景況調査10-12月 製造業 回復基調に 受注好調も生産追いつかず

経済産業省と中小企業基盤整備機構は、17年10月から12月の中小企業景況調査を発表した。中小企業の業績基調は緩やかに改善。製造業は電気・通信器具・電子部品、機会器具、輸送用機会器具、食料品など11業種で業況判断DIが上昇し、回復基調となっている。 調査は、全国の中小企業1万8959社を対象に聞き取り調査で行われ、有効回答数1万8223件を得た。製造業は4650社に対し4468件の有効回答があり、全回答の約4分の1を占めている。 製造業で景気が良い/悪いと回答した企業の割合の差を示した業況判断DIは▲7.9ポイントとなり、前期からマイナス幅が縮小。製造業14業種のうち最も良かったのが輸送用機械器…


【提言】先進国最低の『労働生産性』 効率の悪いエンジニアや事務職の実態〜日本の製造業再起動に向けて(34)

内閣府によれば、日本経済は「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の好景気を維持し、GDPも米国・中国に次ぐ世界第3位の経済大国である。しかし、OECD(経済協力開発機構)の発表によると、2016年の国民一人あたりのGDPは世界18位。労働生産性では、残念なことに世界22位、先進国最下位の不甲斐ない実態が報じられている。 労働生産性とは、就業者一人あたりのGDPであり、従業者一人あたりの稼ぎ高を意味する。日本が、先進国最下位ということは日本の就業者は、先進国で最も貧しいことを意味する。22位は、製造業にとってもショッキングな数字であり、また真摯(しんし)に受け止めなくてはならない事実である。 日本製…


ヴィタネットとFlyData IoT分野で協業 製造業のスマート化推進

ヴィタネット(東京都港区)とFlyData(東京都台東区)は、製造業のスマート化を実現するIoTの分野で協業する。 ヴィタネットは独自技術の「VitaNet Secure」により、汎用性の高いBluetoothでのM2Mを実現。セキュリティを確保しつつ、従来困難だったサーバからのBluetoothの接続制御を可能にし、センサー機器の制御・データ収集とクラウドとの連係を、ゲートウェイやモバイルアプリを介して行う。 FlyDataは、連携したクラウド上のデータに対して独自のアルゴリズムを有するAI技術「Deep Learning」を活用し、生産性向上に資する高度分析を高速で実行する。 両社は、この…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (12)

技術不正やデータ改ざんの恐ろしさ 「顧客を大切に思う姿勢」が最大の武器 昨今の日本を代表するメーカーの不正や改ざんに関する話を耳にするたび、日本の製造業の危うさを感じます。大手自動車メーカーによる品質管理体制の不正、大手鉄鋼メーカーによる材料データ改ざん、といった耳を疑うような話が次々と出ています。このようなニュースを目にすると、「大手メーカー故の規模の問題点だ」「グローバル競争の厳しさゆえの弊害だ」といった本流とは異なる議論に陥ることも多いようです。ここは今一度、技術というものについて振り返る必要がありそうです。 ■技術は決してうそをつかない「真実」 技術者に限らず、研究者でもそうですが、基…


【提言】中小製造業『IoTの実践とは』ものづくりPDM/ものづくりERP〜日本の製造業再起動に向けて(33)

中小製造業の経営者にとってインダストリ4.0やIoTは悩みのネタである。第4次産業革命に関する数多くの報道に触れ,デジタル変革の必要性は十分に理解するものの、「具体的に何をしていいのかわからない」とおっしゃる経営者にお目にかかることが多い。 最近世間では、「インダストリ4.0は実効性に欠け、特に中小製造業では実現が難しいのでは?」といった論調が多く見受けられる。事実、多くの解説は概念論であり、取り上げられるテーマも、大手製造業の視点が多く、中小製造業にとっては「絵空事」である。中小製造業の具体的な実践について報道されることは少ない。 本場ドイツにおいても、インダストリ4.0に対し、否定的な感想…


JMAC 製造業IoT実態調査2017 全体構想・シナリオ必要

データ取得、活用で効率化 日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、製造業のIoT取り組み実態についてのアンケート調査を実施した。調査は2015年から3回目となり、今回の調査ではIoTの取り組みは活発化し、現場の改善を中心に進めていこうとする傾向があることが分かった。 ■製造業のIoT 取り組み状況の実態 始めに「回答者の活動の傾向」について、同社ではIoTの取り組みを3ステップに分類。IoTを導入して現場の課題を解決する「課題解決」、データを活用してスマートファクトリーを目指す「最適化」、最終段階がIoTを使ったサービス化など「価値創造」としている。 どれに取り組んでいるかを聞いたところ、…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (11)

若手技術者に対する理想的な指導者 任せながらもフォローする 今日のコラムでは若手技術者に対する理想的な指導者について述べてみたいと思います。 ■指導者側に求められる多様な選択肢 若手技術者の指導というのはさまざまなアプローチがあるものの、最後はその人となりに影響を大きく受けるため、指導する側がいかに多くの選択肢を用意できるかが勝負となります。 もちろん根幹部分として、本コラムでも述べている陥りがちな技術者育成パターンになっていないか、そして活字を基本とした論理的思考力の鍛錬が盛り込まれているか、というところは不変です。しかし、これを具体的な実務レベルまで落とすためには個々人の性格やスキル、業界…


日本製造業のIoT・データ利活用の実情 収集から活用のステージに突入

機械の稼働率を知る、製造装置の状態を把握する、良品/不良品を管理する、故障時期を予測するなど、さらなる現場効率化にはIoT導入が欠かせない。IoTの導入ステップ、実行サイクルは、①データを集め ②見える化し ③分析し ④活用する の4段階。それぞれに応じた機器・システムを導入し、運用していくことが「IoT化」といわれるものだ。日本ではIoT化が進んでいないといわれるが、実際はどうなのか? ■データ収集をしている企業は40%から60%へ増加 経済産業省の「2017年度ものづくり白書」によると、製造現場で生産プロセスに関する設備の稼働データを収集している企業は、2015年には40%だったものが、2…


【提言】Ⅰ4.0、IoT、そしてフィンテック 続々と日本に来航する「現代の黒船」〜日本の製造業再起動に向けて(32)

皆さんは「フィンテック」や「仮想通貨」をご存知でしょうか? 数年前には「インダストリー4.0」が、現代の黒船としてドイツより来航し、日本中が大騒ぎとなったのは記憶に新しい。第4次産業革命として多くの解説が繰り返されたが、いつのまにか「IoT」ブームにかき消され、大企業から中小企業に至るまでIoT一色となって、日本中の企業から「IoTとは何か?」が発信されている。 インダストリー4.0後進国と言われた日本も、コンセプトや将来ビジョンにおいて、今や世界をリードするIoT大国である、と言っても過言ではない。しかし不思議な事に、日本ではインダストリー4.0やIoTには熱狂しているが、「フィンテック」に…