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製造業DXへの道 (2) 生産における5Gへの期待と課題

デロイトトーマツコンサルティング 協働で実証実験行い技術成熟化支援を 5Gは超多接続・超低遅延という特性により、企業の各業務およびサービスの高度化・生産性向上を実現する産業向けのネットワークとして期待が寄せられている。一方で導入および期待されている効果を発現させるためには、多様な課題が存在している。 本稿では期待されている生産における5Gのユースケースおよび効果について言及した後、実現課題および課題への対応方向性について考察していく。   5Gのユースケースおよび期待効果については、おおむね3つに収斂されている。 ①無線化による工程設計・変更の自由度・柔軟性の向上 有線ネットワーク…


【新年特別寄稿】史上最大の大変革「NNF」2021年は吉か凶か? 中小製造業DX幕開け

株式会社アルファTKG 社長 高木俊郎   『あけましておめでとうございます。』…しかし、 普段の年とは違うお正月がやってきた。   昨年暮れの忘年会も、年明けの心引き締まった賀詞交歓会もすべてコロナ禍に奪われ、明るい話題の乏しいお正月である。平素なら、お正月には新たな気持で神社を参拝し、新たな一年の心構えを誓うものである。『去年はこうだったが、今年はこうしよう…』こんな小さな希望と勇気のキッカケが『お正月』である。 ところが、今年の正月は『コロナ禍正月』明けても暮れてもコロナ。テレビでは、コロナ報道が繰り返されている。   2021年、守れば「凶」攻めれば「大吉…


2021−23年展示会開催予定、製造業の一大イベント 展示会復活へ

見る・触れる・話す貴重な機会 2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響によって多くの展示会が開催中止に追い込まれた。一部はオンライン展示会として代替されたが、それでも、「動く実機を見たい」「技術者と直接話がしたい」「あのお祭りの雰囲気は大切だ」といった声は多く、リアルな展示会の復活への期待は大きい。 東京オリンピック・パラリンピック延期の影響、新型コロナウィルスの動向など難しい状況は続くが、21年は多くの展示会が開催の意向を示している。   FA・自動化関連では、2年に一度11月末に行われていたIIFES(旧SCF・計測展)が、次回は22年1月26-28日に東京ビッグサイト西ホ…


【各社トップが語る2021】シーメンス「日本製造業のDXを牽引」堀田邦彦 代表取締役社長兼CEO

シーメンス 堀田邦彦 代表取締役社長兼CEO   2020年はソフトウエア・ハードウエアともに二桁成長で絶好調だった。お客様は先進的プロジェクトへの投資に積極的で、PLMとERPの連携など手を緩めることなく投資を継続している。また長くソリューションを利用していきたいというお客様も多く、長期のサブスクリプション契約に転換するケースも複数あった。 リモートワークになり、お客様へはオンラインでの説明やデモが主となったが、逆にオンラインの方が分かりやすく、複数人が同時参加できるなどの良い反応が多かった。今はそれをさらに進め、抱えている課題やソリューションをクリックすると画面上でデモがはじまる…


シーメンス堀田新社長、DX加速、組立製造業に注力

シーメンスは、堀田邦彦新社長の就任にともなって新戦略を発表した。設計から製造、サービスまでカバーし、かつITとOTの融合を可能にするハードウエアからソフトウエア、プラットフォームまでそろったポートフォリオを生かし、組立製造業・プロセス産業のDXに注力していくとした。 同社は、ヘルスケアとエネルギー、産業・インフラのDXの3つの事業に分かれ、シーメンスはDXの実現に事業を集中する会社となった。特に組立製造業とプロセス産業において、バーチャルとリアル世界を結びつけた「デジタルツイン」によってDXの実現を目指すとした。 具体的には、設計におけるCAD、製造準備におけるシミュレーションやMES、製造で…


【提言】2020年コロナ禍の総括と新たな試練【コロナ禍が教える日本ものづくり課題】(その7)〜日本の製造業再起動に向けて(70)

新型コロナウイルスに揺れ動いた2020年も幕を閉じようとしている。 本年を振り返ると、武漢発新型コロナの製造業への影響は、サプライチェーンの毀損(きそん)を顕在化させた。中国への過剰依存が浮き彫りになり、多くの経営者が『これはヤバい』と感じ、経営先行き不安が一気に始まった。特に中小製造業にとっては、5月のゴールデンウイークの頃から受注の激減が顕在化し、経営者の不安は頂点に上り詰めている。 世界に目を転じると、欧米での社会混乱は壮絶である。新型コロナ感染者が日本に比べ桁違いの数で発生し、独自防衛に狼狽する各国の姿が映像を埋め尽くすとともに、国を超えた人の流れがストップした。グローバル化の優等生で…


KYOSO、製造業特化のRPAソリューション発売、幅広い領域で自動化が可能に

KYOSO(京都市中京区)は、製造業に特化したRPAソリューション「KYOSO PRAS+(キョウソウプラス)」を、12月10日から販売開始した。 すでに王将フードサービスにて生産管理業務の自動化にテスト採用されており、今後は全国に拡大する予定。初年度導入10社、3千万円の売上を目標としている。   開発の背景 同社は1973年に京都で創業以来、システム運用・システム開発を中心に、ITサービス会社として事業展開を展開。顧客には製造業が多く、その課題解決に応えてきている。 製造業は現在、競争環境の変化に直面している。本来行う業務以外の作業を、設計者や生産者が行う実態を解消する為には、デ…


製造業DXへの道 (1) COVID-19により顕在化した製造業の課題とDX推進の必要性

デロイトトーマツコンサルティング リスク可視化しサプライチェーン再構築 COVID-19の世界的感染拡大を契機に、日系企業においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)を重視する機運が一段と高まっている。 その背景には、COVID-19感染対策への対応によって製造業の本質的な課題が顕在化した点にある。 まずは、サプライチェーン上の課題が挙げられ、単一障害点による広範囲の影響、単一拠点に部材や生産を集約することのリスクがあらためて認識された。2011年の東日本大震災の影響が自動車業界中心だった(世界市場で重要な部品の60%が福島に集中していたため、在庫の積み増しやモデル間での部品の標準化、代…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (49)

コロナ禍で不安になっている学生向けの話について 変化に対応できる選択肢の準備を   先日、非常勤講師をつとめる福井大学の講義がありました。今日のコラムでは、講義での話の概要を述べてみたいと思います。 どのような話をしようか迷いましたが、昨今のCOVID-19の感染拡大に伴い不安を抱えている学生が多いだろうと考え、「学生を終わった後の予習-不確定要素の多い社会を生きるために-」という題目で話をしました。聴講対象は3年生、もしくは4年生の理系学生です(一部国際系の文系の方も含まれるようです)。 私が担当しているのはフロントランナーという講義ですが、一般的には自社紹介などが多いようです。そ…


JEMA 重電機器2020年度上期実績 前年同期比87.2%、電力、製造業投資が停滞

国内生産1.4兆円 日本電機工業会(JEMA)がまとめた重電機器の2020年度上期(4-9月)国内生産実績は1兆4127億円で、前年同期比87.2%(2082億減)となった。 電力分野向け機器は、電力供給インフラ(発電・送配電)の更新による設備投資は景気の先行きが不透明なことから抑制され、また製造業向けの産業用汎用機器も国内製造業の設備投資抑制を受けて低調となっている。 発電用原動機は、蒸気タービンが144.5%と大きく伸長したものの、ボイラ、ガスタービンが低調で同81.3%にとどまった。回転電気機械は、交流発電機(95.8%)、サーボモータ(95.0%)は90%台を確保したが、全体では同85…