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儲かるメーカー改善の急所101項【急所23】コミュニケーションのとり方 コミュニケーションは、現場で現物を前に、声を出して行なえ。

「私たちは自分が何を知らないかを知ることはできません。あれを知らないから週末に本を読んで勉強します…、といったらもうそれが何かを知っているということになります」とは私が現場でよくいう言葉です。自分の知らないことが何かが分かると抜けがなくなるので、それができれば百人力といえますが、残念ながらできません。 自分のことすら分からないのですから、ましてや自分以外の人が何を知らないかなどは到底分からないのです。だから「このことくらいは当然知っているだろう」といった思い込みによるミスや混乱が生じたりするのです。どんなモノも一人ですべて作れるものはありません。多くの人がかかわって製品となるものです。多くの別…


儲かるメーカー改善の急所101項【急所22】改善の優先順位 優先順位は、安全第一、品質第二、リードタイムとコストは三の次。

以前に「安全第一」を掲げている工場で、安全帯を装着しないで高所作業をしている作業者がいたり、ヘルメット着用職場であるにもかかわらず、事務所の女性はヘルメットをかぶらないで現場に行っている、といった状況を見たことがあります。 また先日は「品質月間」と書かれた大きな看板のある工場の前を通りました。工場の中が見えるのでちょっと覗いてみると、ちょうど出荷のタイミングであったようで、数人の人がトラックに梱包済みの箱を積み込んでいるところでした。外から見ると「品質月間」という文字と作業が並んで見えるので興味を持ち、ちょっと立ち止まって積み込み作業を見てみました。品質月間だから注意深くゆっくり運ぶかな…と予…


儲かるメーカー改善の急所101項【急所20】身体の活用 腰が入っているか。

私は心身統一合氣道という武道を習っています。自分では師範のおっしゃる通りに身体を使っているつもりですが、どうもできていないようです。特に腰の使い方などは、改めてきちんと教わってその通りにやってみるとビックリするくらいに技にキレが出ます。ゴルフでも腰の使い方で飛距離が大きく伸びた経験をされている方も多いことでしょう。 武道はもちろん、スポーツでもへっぴり腰ではうまくならないし、勝てるようになりません。プロとアマチュアの違いは腰の入り方だと聞いたこともあります。 モノづくりでも全く同じことがいえると思います。現場を歩いていて作業者の様子を見てみると、どんな作業であっても後ろ姿だけで熟練度がかなり分…


【日本の製造業再起動に向けて(73)】茹でガエル危機 『NNF(ニューノーマル工場)への変革 ①』

 新年度を迎え、アフターコロナ社会を視野に入れた次世代の戦略が重要となってきている。中小製造業の再起動を提言する本寄稿も、6年以上にわたって連載しているが、コロナ禍による影響は、中小製造業にとって過去経験したことのない最大級の『チャンスと脅威』が訪れていると感じている。しかし残念ながら、テレビなどの報道からこれらを認識することはなかなか難しい。中小製造業の経営者にとって、史上最大のパラダイムシフトを理解し、将来の経営戦略を固めることが、企業経営継続の必須条件となる事は明らかである。  今回から『茹でガエル危機』と題する連載をスタートする。副題を『NNF(ニューノーマル工場)への変革』とし、中小…


儲かるメーカー 改善の急所101項

〜【急所20】工場を歩くときの視点 ボルトを見たら親の仇と思え。〜 私のコンサルティングの仕事は工場で行われます。作業服を着てほとんど生産の現場にいます。一カ所にずっといることはあまりなく、多くの場合、工程の順番に従って(時には逆の順番の時もありますが)、歩いています。歩いている時にどこを見ているか?ですが、たいていは良い姿勢で前を見て歩くのです。通路がしっかりと確保されていて、モノも直角平行に置かれて出っ張っていなければ衝突事故も起きません。そういう時は安心して前を向いて歩きます。ゴミやモノが一切落ちていなければ、品質問題もまずは起きないでしょう。 しかし床に油がこびりついていて滑ったり、コ…


儲かるメーカー 改善の急所101項【急所18】モノの数え方

数えるな、形にして見よ。 材料を投入する、生産したモノを容器に移す、完成品を検査する、といった作業を観察していると、「数を数える」という場面に頻繁に出会います。出荷の直前になって数が合わないとか、最終確認とかいって複数の人たちが慌てた様子で何度も数えなおしているということも珍しくありません。 「数を数える」ということは日常生活中にも頻繁にあることです。私は数を数えることがあまり得意でなく、ちゃんと数えて用意したはずのお土産が渡す段になって一個足りない…といったことがときどき起きます。いや、頻繁に起きています。 しかしこれは私だけのことでなく、人間は数を数えるのが得意ではないと思います。ひと目で…


儲かるメーカー 改善の急所 101項(19)資材の買い方

今週の言葉  ロットで買うな、要るだけ買え。  私はカイゼンを実行して経営を良くすることを皆でやろうとしているコンサルタントです。しかし、モノづくりにおける経営判断は時に分かりにくいのです。そこでいろいろなたとえ話を使ってカイゼンの判断材料にしてもらおうとしています。今回はそのたとえ話を一つご紹介します。  私はノートを一冊買う必要がありました。そこで文房具屋に行き、100円のノートを一冊選びレジに持って行きました。するとレジのご主人が「じつはもうすぐ棚卸しで、在庫を減らしたいので特別割引です。100冊買って下さったら、半額でお売りします!」というオファーがありました。新品のノートが100冊で…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (17)

■急所17 モノの積み方    ↓ 目線より高くモノを積むな。   モノがやたらに高く積み上っていて向こうが見えない工場と、そのような視線をさえぎるモノがなくて反対側までがスキっと見通せる工場、もしお客さまが工場においでになったとしたらどちらの工場をより好ましいと思うでしょうか? 間違いなく後者の工場でしょう。目の前がモノでさえぎられて見えないということからくる圧迫感は嫌だし、何よりも地震が起きたら危ないと感じるようでしたら一時も早く工場から出たいと思われてしまいます。 当たり前のことですが、目線より高くモノが積まれるとモノが人の身長より高くなるので、反対側より奥にあるモノはそこまで…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (16)

■急所16 清掃・清潔の基準    ↓ お客さまを、自信をもってお迎えできるレベルを、 清掃が行き届いた清潔な状態という。   清掃や清潔のレベルは会社によってさまざまです。帰り間際の掃き掃除くらいしかしない工場もあれば、全てのモノをピカピカに磨き上げて鏡のような状態を保つようにしている工場もあります。もちろん業種によっても清掃の必要度合いは大きく違います。生ものを扱う食品メーカーと機械加工メーカーとでは掃除の仕方に大きな違いがあるのは当然です。 その結果、清掃・清潔の基準をどこに置けばいいのかで悩んでいる工場は結構多いようです。 しかし実はこの基準は全く難しくなく、とても簡単なので…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (15)

■急所15 整理整頓の基準    ↓ 理想的な整理整頓された状態とは、必要なモノが一動作で取り出せる状態である。   整理整頓は、モノづくり職場においてはすべての人が知っている重要な専門用語です。しかし同じ製造業であっても業種が違えばその基準はさまざまです。例えば食品と機械加工とでは材料も工程も要求品質も全く違いますから整理整頓の基準には違いがあってもおかしくないでしょう。 しかし、「理想的な整理整頓の状態」を追求すると、そこには業種にかかわらず共通の基準が存在します。それは必要なモノが「一動作で取り出せる」状態であることです。 ご自宅における整理整頓には、当然ですが個人差があります…