伊藤ハム米久ホールディングスの子会社であるサンキョーミート（鹿児島県志布志市）は、九州エキスのエキス事業撤退にともない、建屋・製造設備を譲り受け、畜肉エキスの製造・販売事業を開始する。エキス製造工場の稼働は2027年度を予定している。
サンキョーミートは、牛肉と豚肉生産事業の中核を担っており、隣接する九州エキスに原料となる豚骨などを供給していた。今回、九州エキスがエキス事業から撤退することに伴い、その建屋・製造設備を譲り受け、新規に事業を開始する。
畜肉エキスはラーメンスープや加工食品などに使用され、食シーンの多様化や人手不足を背景に堅調な需要が見込まれている。サンキョーミートは、自社工場から供給する鮮度の高い国産原料を活用し、原料調達から加工までを一貫して行うことで、安全で良質な製品を安定的に供給する体制を構築する。
https://www.itoham-yonekyu-holdings.com/whatsnews/?itemid=2069&dispmid=699
