温度調節器(計)市場は、半導体・液晶製造装置関連やソーラーパネル関連の急速な立ち上がりから活況を呈している。特に、中国を中心とした外需が大きく伸びている。受注が先行する中で、売り上げは部品などの納期が間に合っていないことから、計上が遅れ気味であるが、1年前の状況に比べると格段に向上している。製品的には小型・薄型を基調に、各社独自のアルゴリズムによって高機能化と使いやすさで工夫を凝らしている。品質管理、省エネルギー化の点からも温度管理の重要性は日増しに高まっており、温度調節器市場は新たな展開の時期に入ったといえる。