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ロボットビジネス推進協議会 7月末に発展的解散 工業会とRRIが継承

ロボットビジネス推進協議会は9日開催した定時総会で、7月31日をもって同会を解散することを決定した。解散後の事業は、日本ロボット工業会とRRIが継承する。

2015年2月の「ロボット新戦略」をもとに、その実行組織として「ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)」が設立され、同協議会とRRIの活動内容、会員企業に重複する部分が多いことから、7月末をもって解散することを決定した。

3月18日の日本ロボット工業会理事会、5月25日の総会で正式決定し、その後記念シンポジウムを経て、7月31日に解散となる。

解散に伴い、同協議会の事業活動は、日本ロボット工業会とRRIに引き継がれる。同時に、日本ロボット工業会内に「ロボットビジネス推進協議会(JARAビジ協)」を新たに設置。現ロボットビジネス推進協議会で行われているワーキンググループのうち、エレベータWGと保険構築WGはJARAビジ協に、医療福祉WGと移動型ロボットWG、災害・インフラ対応WG、通信SWGはRRIに移管。安全普及WGと標準化対応WGは両者に活動主体を移す。

また現ロボットビジネス推進協議会の会員の扱いに関しては、RRI、JARAビジ協への参加を確認するとしている。

同協議会は、ロボットテクノロジーの開発と、それを活用したソリューションビジネスの開拓促進のため、06年12月に設立された。主にロボットの安全、エレベータ、通信などの共通規格、ロボットに関わる保険、ミドルウエアなどを産学官の連携で検討し、関係省庁などに提言・要望を行ってきた。

15年末時点での会員数は普通会員52社、準会員12社、学術会員97研究室、特別会員59機関。