
NSK(日本精工)は、電動のボールねじ駆動によって必要な時だけ素早く油圧を生み出す油圧発生装置「電動ハイドロブースタ」を開発。2027年度に発売する。
これまで油圧発生装置の加圧装置には油圧ポンプか空圧が一般的だったが、油圧ポンプは常に動かし続けるためエネルギー消費が大きく、空圧は油圧を発生するまで時間がかかるという課題があった。
それに対し同製品は、ボールねじを使って油圧を発生させる業界初の方式を採用した油圧発生装置。モータの回転運動をボールねじで直線運動に変換して油を加圧し、配管経由で油圧シリンダへ送る構造を持ち、省エネ性と高速動作の両立を実現。
油圧が必要な時だけ作動するため、従来の油圧ポンプと比較して消費電力を大幅に削減。工作機械のツールアンクランプ機構に適用した場合、電力消費を約89%削減し、1台あたり年間約815kgのCO2排出削減効果を見込む。
また、モータとボールねじによる直接駆動で素早く油圧を供給するため、従来は約1秒かかっていた作動時間を約0.2秒に短縮し、工具交換時間を削減して生産性を高める。
小型設計で、圧縮空気を送るためのタンクや配管もいらず、設備の省スペース化が可能。工作機械や油圧プレス機、産業用ロボットに向けて2027年度の市場投入を目指す。
https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2026/electric-hydraulic-booster-20260925







