
横河電機は、ガスの密度を高速測定するガス密度計「OpreX Gas Density Meter」を発売した。国際的な防爆規格IECExや欧州ATEX指令に対応する防爆仕様は、2027年4月末頃に発売する。
近年、データセンターの増設などによる世界的な電力需要の拡大を背景に、発電所向けのタービン市場が成長している。大型のタービン発電機は高速回転による発熱を抑えるため水素ガスで冷却されるが、水素は一定量の酸素と混合すると爆発する危険があり、ガス密度計を用いた水素の濃度監視は安全操業において極めて重要とされる。
同製品は、ガスの密度によって変化する共振周波数を計測し、ガスの密度や比重、分子量、濃度、熱量を算出するガス密度計。ガス密度の変化を振動で捉え、ガス組成の変化を約5秒で把握。水素と空気、二酸化炭素と水素など2成分系のガス濃度を1台で測定し、発電所の水素冷却タービンにおける設備コスト削減や保守効率向上に貢献する。
操作画面にはカラータッチパネルを採用し、視認性と操作性を向上させた。通信規格はEthernetやRS-485に準拠したデジタル通信に対応し、上位システムとの容易なデータ連携を可能にしている。さらに防爆認証への対応により、水素やメタンなどの可燃性ガスを取り扱う環境でも安全に使用できる。
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