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- 2010年8月25日
安川電機、YRMコントローラ「YRM1030」発売 装置とロボット間のつなぎを強化。自動化セル構築を容易に

安川電機は、自動化ソリューションコンセプト「i³-Mechatronics」を実現するコントローラソリューション「iCube Control」の新製品として、YRMコントローラ「YRM1030」を発売した。YRM1010の後継モデルとなり、セル構築機能とセル制御機能をさらに強化している。
YRMコントローラは、セルを統合制御しながら時系列がそろったデータ収集ができるコントローラ。多くの生産現場では装置単体は自動化されていても装置間のワーク搬送や段取り替え作業が人手で行われており、それに対し、多数の装置から構成される製造工程を、同製品とロボットによって装置間をつなぐことで、容易に自動化したセルとして構成することができるようになり、セルの自動化を推進する。
生産品種ごとの製造工程と作業をレシピデータとして管理し、これに基づいて装置とロボットを制御。品種追加や仕様変更時もプログラム変更を最小限に抑えることができる。セル内の装置やロボットのデータを統合・収集し、「YASKAWA Cockpit(YCP)」に自動格納、YCPで解析したデータを制御にフィードバックすることで、可働率や品質向上に貢献する。
また、直感的なユーザーインターフェースを持つエンジニアリング環境「YRM Studio」を提供するほか、豊富なSLIO I/Oシリーズに対応し、多彩なシステム構築やリモートI/Oとしての分散配置も可能。オプションユニットにより各種フィールドネットワーク(EtherNet/IP, PROFINET, CC-Link IE Fieldなど)にも対応する。




