三菱電機、技術広報誌「三菱電機技報」100周年 創刊号から最新号まで全バックナンバー公開

三菱電機は、1925年3月に創刊した技術広報誌「三菱電機技報」が100周年を迎えたことを記念し、創刊号から最新号までの全バックナンバー、計1134号分を同社WEBサイト内の「三菱電機技報」で公開している。

「三菱電機技報」は創刊以来、三菱電機グループのあらゆる技術・分野の最新技術を毎号論文形式で紹介し、産業界の発展や社会への貢献を目的に発行してきた。100年間にわたり蓄積された技術論文は、鉄道用電気設備やエレベーターをはじめ、家庭から宇宙まで多岐にわたる。これらの記録は、同社の開発者たちが技術の歴史と進歩を理解し、次の開発につなげる基盤ともなっている。
2023年4月号以降は冊子の発行を廃止し、ウェブサイトのみの公開へ移行。今回100周年を記念し、過去の技術を振り返り、新たな可能性を追求していく意志を込め、ウェブ上で未公開であった創刊号から1959年12月号までを新たに公開し、全バックナンバーの閲覧を可能とした。
創刊号は1925年3月号(大正14年3月20日)に発行され、当時の取締役会長である武田秀雄氏の「電気製作界に於ける我社の使命」と題した創刊のあいさつではじまり、ちょうど100年前の当時の電機業界の状況を解説しながら、日本の電機業界も技術習得を進めて海外と対等の立場になり、自給自足で需要家の期待に応えられるようになっていかなければならないという強い意思を表明している。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/giho

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