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- 2018年9月26日
古河電工、ホタテ貝殻を再利用したケーブル保護管「ふるさとトラフ」発売

古河電気工業は、日本タルクと協業し、北海道森町に堆積されたホタテの貝殻を再利用したリサイクル樹脂製ケーブルトラフ「ふるさとトラフ~ホタテモデル~」を開発、発売した。
この取り組みは、全国各地の資源に新たな価値を見出して有効活用する「ふるさとトラフ」シリーズの第一弾。北海道森町の基幹産業である水産業で発生し、堆積が問題となっているホタテ貝殻に着目し、その有効活用を目指す。製品には、森町の保管場所に堆積されたホタテの貝殻から日本タルクが精製した炭酸カルシウムを強化剤として使用。従来の石灰石由来からホタテ貝殻由来に置き換えることで、製品1単位当たり3枚から5枚のホタテ殻が利用され、CO2排出量の抑制にも貢献する。
ベースとなるケーブルトラフ「グリーントラフ」は、容器包装リサイクル材を主材料とし、コンクリート製品の約4分の1という軽量性や、優れた耐候性、耐腐食性が特長のケーブル防護管。工場内をはじめ、トンネルや地下鉄、高架橋上、法面、橋梁、浄水場、メガソーラー、風力発電所、変電所、寒冷地、山間部、塩害地域など、過酷な環境下で敷設される各種ケーブルを保護している。
