
THKは、OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge」について、新ソリューションとして「GXソリューション」をリリースした。これにより、工場全体から工程や設備単位でのエネルギー使用量(電気・水・ガスなど)の見える化を支援し、エネルギーロス削減に貢献する。
製造業では、工場の統廃合や変種変量生産にともなう生産ラインの頻繁な変更により、工程や設備単位でのエネルギー使用量の収集や分析が難しいといった課題があった。それに対しGXソリューションは、数珠つなぎ式の電力センサーにより、狭い盤内でも省配線・省スペースでのセンサを設置でき、専用の通信回線を使って遠隔から電力使用量を手早く集計。工場全体だけでなく、センサーのグルーピング機能によって設備やラインごとの電力消費割合を算出し、設備移設や省エネ設備導入時の投資効果や環境性能を正確に測定し、有効な対策立案に貢献する。デマンド(最大需要電力)のリアルタイム監視機能も備え、しきい値超過をアプリ画面で通知し、デマンド超過を防ぐ。
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