業界初のディレイオフ機能搭載 デジタルオムロンのコントローラ用通信ドライバをダウンロード開始表示器と接続しソフト資産流用可能

デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、TEL06―6613―1101、安村義彦社長)は、7月に発売されたオムロンの次世代マシンオートメーションコントローラ「Sysmac
NJシリーズ」(以下NJシリーズ)に対応するデジタル製表示器「GP3000シリーズ」用通信ドライバを、8月29日から同社ホームページより無償ダウンロード提供を開始する。

NJシリーズへの通信ドライバは、表示器メーカーでは初提供となる。同ドライバを使用することでGP30000シリーズとNJシリーズがプログラムレスで接続可能になる。

近年、モーションコントロールを中心にプログラミングのソフト構造を、グローバル標準規格「IEC61131―3」に対応させるオープン化の動きが世界的に広がりつつある。

従来、FA分野のエンジニアは、各社独自の言語仕様を習得する必要があったが、オープン化により学校で学んだ汎用プログラム技術がすぐに応用でき、教育コストの低減や人材確保がしやすくなる。ハードウェアからソフトウェアベースのプログラミングになることで、メモリーデバイスを変数として扱えるため、ユーザーアプリケーションソフトウェア開発が、メーカーや機種に依存せず構築でき、アプリケーションソフト資産をそのまま流用することが可能になる。

デジタルの表示器がNJシリーズの変数に直接アクセス可能となることで、オムロンのマシンオートメーションソフトウェア「Sysmac
Studio」から、変数をコピーとペーストでデジタルの作画ソフトウェア「GP―ProEX」へ持ち込むことができ、変数の2度入力の手間が不要となり、装置設計の開発工数を大幅に削減することができる。通信規格はEthernetを使用。高速処理が可能なNJシリーズと複数の表示器間で高速かつ大容量通信を実現。

デジタルは1996年からIEC61131―3を採用した製品を投入。変数に対応したシーメンス社製PLCとの接続を行ってきた。同社では12年末までに、NJシリーズへ接続する表示器の売り上げ目標として10億円を目指す。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG