日昭無線LED照明電源が受注増機種を充実と生産増強で対応

日昭無線(東京都千代田区外神田2―13―1、〓03―3255―6691、伊佐野勝利社長)は、節電対策でLED照明の普及に歩調を合わせ、DCDCコンバータ定電流電源モジュール、定電圧電源=写真=の売り上げが伸びている。そのため、機種を充実させる一方、鹿児島工場も増産に踏み出した。

東日本大震災、福島原発事故のあと、政府は東北電力、東京電力管内の大口需要家に対し15%節電の電力使用制限令を7月に発動、他の電力会社でも節電を呼び掛けている。その対策としてLED照明が普及速度を速めているが、付帯の電源も同様に伸長している。

同社は、LED照明に関して照明灯メーカー、器具企画メーカーとのコラボレーションで電源の開発製造・販売を担当。AC―DC定電圧電源NPBシリーズ、DCDCコンバータ定電流電源モジュールNCCMシリーズ、調光器を相次いで開発、鹿児島工場で生産を開始している。

現在、製品ラインナップも強化している。

AC―DC定電圧電源NPBシリーズはPSE規格を取得しており工事の際に、そのまま設置が可能なことからLED照明以外にもPSE規格対象製品に採用されている。今回、機種を50W、75W、100W、150Wまで拡大した。

DCDCコンバータ定電流電源モジュールNCCMシリーズは複数のLEDを直接接続が可能で、しかもモジュールにより電源の設置台数を減らせるためコスト削減効果がある。DC入力のため、太陽光発電や風力発電などのバッテリーから直接接続できる点が好評で受注増加となっている。出力350ミリA、700ミリAを揃えた。出力3chと6chを標準にしているが、最近は他のchを求める顧客が増えている。

また、周囲の明るさを感知しLED照明の輝度を自動調整する調光器も消費電力の節約製品として使われている。

伊佐野社長は「当社の顧客は製造業が主であるが、LED照明用電源の発売で美術館、事務所など顧客層が広がっている。会社は蛍光灯を間引いてもLED化する節電対策は今後も続く。需要に対応するため鹿児島工場の電源生産体制を強化している」という。

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