東洋電機の2024年3月期決算は、売上高87億9300万円(前年比16.2%増)、営業利益3億4600万円、純利益は4億5200万円の増収増益となり、国内外の制御装置関連事業と樹脂関連事業の売上が全て増加した。
セグメント別では、国内制御装置関連事業の売上高は72億4900万円(16.4%増)、セグメント利益は3億8300万円(335.1%増)。エンジニアリング部門は、搬送制御装置分野、監視制御装置分野、印刷制御装置分野、配電盤分野の全てで部品の入手性が改善。機器部門は半導体関連、カーボンニュートラルへの取組みによる設備投資の拡大などでセンサ分野、空間光伝送装置分野、表示器分野で増収。変圧器部門は、データセンター向けや再生可能エネルギー関連の設備投資が堅調に推移した。
海外制御装置関連事業の売上高は8億8300万円(17.8%増)、セグメント利益は6000万円(12.0%増)。EV関連部品工場や半導体工場の設備投資が好調で、電子部品の供給網の改善が功を奏した。樹脂関連事業の売上高は6億6000万円、セグメント利益は2400万円となった。
2024年度業績見通しは、売上高44億2200万円(5.0%増)、営業利益4600万円(69.7%減)、純利益9300万円(60.8%減)を見込んでいる。