安川電機 23年2月期2桁の増収増益 モーションとロボットがけん引

安川電機の2023年2月期連結決算は、売上高5559億5500万円で前年度比16・0%増、営業利益683億100万円で同29・2%増、税引前利益711億3400万円で同28・5%増、当期利益527億6500万円で同36・1%増、親会社の所有者に帰属する当期利益517億8300万円で35・0%増、当期包括利益合計額723億4500万円で同30・0%増となった。

セグメント別売上高、営業利益は、モーションコントロールが2521億2600万円(前年度比10・9%増)、361億9300万円(同5・2%減)、ロボットが2238億2900万円(25・3%増)、261億2600万円(同51・5%増)、システムエンジニアリングが511億1100万円(同2・2%減)、25億7400万円(同21・0%増)、その他が288億8800万円(同38・3%増)、17億8700万円(同365・3%増)。

モーションコントロールは、ACサーボモータ・コントローラが米国・日本などで上期を中心に半導体・電子部品向けの需要が好調に推移した一方、中国においてコロナ禍による経済活動の停滞影響を受け一般産業を中心に設備投資は低迷。インバータは、米国においてオイル・ガス関連の需要が大幅に増加したほか、グローバルで脱炭素化(カーボンニュートラル)を意識した省エネ化投資が加速し、また生産面においては上期に中国のロックダウン影響を受け遅れが生じていたが、期末にかけて部品不足が改善するなど生産を挽回したことで、事業全体の売上収益は大幅に伸長した。

ロボットは、主要市場の自動車がグローバルでEV化が加速し、リチウムイオン電池関連の設備投資を拡大する動きが継続。また日欧米など多くの地域では、人件 費高騰・労働力不足を背景に、物流・食品・農機をはじめとする一般産業分野で、生産の高度化・自動化を目的とした投資が行われた。

24年2月期は、売上高5800億円(前年度比4・3%増)、営業利益700億円(同2・5%増)、税引前利益727億円(同2・2%増)、当期利益513億円(同0・9%減)を予想している。

セグメント別売上高、営業利益は、モーションコントロールが2650億円(前年度比5・1%増)、390億円(同7・8%増)、ロボットが2450億円(9・5%増)、340億円(同30・1%増)、システムエンジニアリングが470億円(同8・0%減)、15億円(同41・7%減)、その他が230億円(同20・4%減)、2億円の損失を予測。

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